自分本位。

株とモノ批評、時々小話。なんでもことばに。

今回のおもちゃはトミカ!ハッピーセットでマックをお得に楽しむ

現在、ハッピーセットのおまけはトミカ(とサンリオ)となっている。
先日の週末、昼食は子供がトミカ好きのためハッピーセットにすることにした。ついでに自分のも。お得ということと、2種類おまけがもらえれば子供も喜ぶと思いそうすることにした。ハッピーセットはオマケが子供好みのものだった場合、コスパが非常に良い。

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セットの内容と単品価格は以下の通り

・チキンナゲット:200円

・フライドポテトS:150円

・パックドリンク(ミルク):190円

・オマケ(トミカ)

単品価格の合計は540円+オマケ代。アプリのクーポンを利用すれば400円なのでなかなかお得だ。なにより子供が好きなトミカが付いているというのが大きい。

今回のハッピーセット おもちゃ紹介 | ファミリー | McDonald's Japan

今回のトミカのおまけは4種類。オマケレベルなので素材は正規のトミカのようなダイカスト製(金属製)ではなくただの樹脂成型品のためかなりチープなつくりとなっている。しかし子供はそんなことは全く気にしない。

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今回当たったのはハシゴ車とゴミ収集車の2種。(子供がシールを貼ったためグチャグチャ)子供はそれなりに喜んでいた。なお、ギミックについてはハシゴ車のハシゴは伸縮しない。回転と上げ下げのみ。ゴミ収集車はゴミ投入口の扉が開閉する。

我が家の場合、

①自分で好きなようにシールを貼って遊ぶ

②トミカを動かして遊ぶ

③テーブルから落として遊ぶ(壊れてもダメージは少ない)

安物でありながらこれら3種類の遊び方で楽しんでいるのでコスパが高い。

※ただしその後は飽きておもちゃ箱で眠っている。

中身がランダムのためハッピーセットを2セット頼んだ場合、被ってしまうというリスクもあるが子供にとっては2台あった方がより楽しめる。(私が子供の頃はオマケを選べたのだが、おそらく偏りが出る為にランダム制となったのだろう。) 普段食事にあまり関心がない子供でもこれで遊びながら食べてくれるという点においてもメリットだ。一方で親としては体に良くないという意識があり、あまりファストフードを食べさせたくないというのが本音ではある。マック依存はできる限り避けたいところだが子供が行きたいと喚くのでどうしようもない。モスバーガーをたまに挟むなどの処置が必要だ。

ちなみに次回第2弾のオマケは今週金曜から。第1弾と比べると1種類増え、ハッピーセットを2個買ったとしても確率的に少しだけ被りにくくなる。

今回のハッピーセット おもちゃ紹介 | ファミリー | McDonald's Japan

そして更に今週末限定でトミカスペシャルシートも付いてくるらしい。今週末もやっぱりマックに行くしかない。

期間限定アイス:「森永 BAKE CHEESE TARTアイスクリーム」は中毒アイスの仲間入り

もはや依存症状態となっているビスケットサンドに続き、またもやうまいアイスに遭遇した。同じく森永から出ている「BAKE CHEESE TARTアイスクリーム」だ。チーズタルトの有名店「BAKE」とのコラボ商品である。

ベイク チーズタルト | BAKE CHEESE TART

近所のスーパーで売れ残り品として安くなっていた。先日食べてハマったためアイスコーナーに置かれていた最後の残り4個をリピート買い。価格は定価200円のところ150円。森永のアイスは本当にクオリティ高し。


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蓋を開けるとこのように。ドラゴンボールの玉みたいになっている。

まさにチーズタルトをそのまんまアイスにしたような味。これは旨い。
まさにアイス版チーズタルト、あるいはケーキのようである。中にはクッキーが練り込んでありかなり濃厚な味だ。なんと上品な口当たりだろう。

口に入れると濃厚なチーズの風味が広がる。アイスだけれどもまるで冷たいケーキを食べているような感覚だ。ビスケットサンド同様、食べている間はひと時の幸福感に浸ることができるアイスだ。

少々溶け気味にしておくと中に入っているチーズのソースがとろりと溶けてより美味しくなるのでオススメ。

デメリット

・期間限定のため残念ながら再販の可能性が低い。

・アイスクリーム全般に言えることだがこれは甘みが強く、食後に喉が渇きやすい。

・うますぎるのでやはりこれも中毒になるレベル

最後に

未だ売れ残っている店はレアなのでもし見つけたらゲットしておきたい。これは中毒になります。

 

 

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jobsucks.hatenablog.com

 

「パワハラダー」と叫ぶ同僚に辟易する話

人付き合いはよく考えて

人間は数千年もの間、生き長らえてきた。これは偏に危機察知能力に長けているからこそのものだろう。この世に蔓延るあらゆる危険から逃げる術を得ている。

人間には「この人とは距離を置いた方が良い」とか「危険だから関わるな」といったものを雰囲気だけで感じ取れる危機察知能力が遺伝的に備わっているように改めて思う。一種の勘だが、これはあながち間違いではない。

付き合う人間は選ぶべきとは言わないまでも、自らが持つ危機察知能力に照らし合わせ極力省くべきであると思う。多くは無駄な付き合いや不利益を被るものばかりであるからだ。(少なくとも私の経験においては)

基本的に人との付き合いは自分の意志で自由に選べるというわけではない。付きあえる人間は何らかの縁や運、環境によって限られてくる。その中で付き合うか付き合わないかを決めていく必要がある。私はこれまでの人生経験上、多くは無駄であったと後悔するものばかりだった。

付き合うべき人間は片手で数える位いれば十分なのではないだろうか。そして愛すべき家族がいればそれでいい。あとは基本的に最低限の付き合いで一定の距離を置きたい。


会社のYさん

仕事上、しばしばやり取りする同僚のYさんという人がいる。
その人は他県の営業所に所属する10年以上年の離れた先輩社員。ちなみに私と同じ平社員だ。業務内容が被っているため、情報交換のため一度本社で会って以来電話で連絡を取り合うようになった。

数年前からYさんから仕事の相談を受けていた。人員不足のため窓際的ポジションの部署へ一定期間応援として行くようにと指示されたという。これには納得がいっておらず、心底ご立腹の様子だった。彼は「こんな仕事をやるためにいるんじゃない」と不満を漏らしていた。こちらは「大変ですね」などと適当に相槌を打つなどして流す程度の対応に留めていた。

しかし最近またその話が再燃した。今度はその部署へ正式に席を移されてしまったとのこと。異動ではなく単なる席の移動。何らかの理由で席を隅に追いやられたということだ。これに対し「パワハラだー!」と彼は何度も声高に騒いでいた。「アベガー」のように。それと同時に私に対し「これってパワハラだよな?」と何度も同意を求めてきた。

私は「ハラスメントというのは本人の受け取り方次第で、主観的な面が強いので、そうなってしまう可能性もありますね」等とハッキリとは言わずに曖昧な回答に留めておいた。

話を詳しく聞いてみたところ、彼は不満に思って席を元の場所に戻してもらいたいというわけではなく、席を移動させられたことに腹が立って復讐をしなきゃ気が済まないという話だった。自尊心を傷つけられたことによってお怒りのご様子。さすがにこれに対して私は首肯をしかねる。というか理解することができなかった。火に油を注ぐことになるので「席そのままでもいいんだったら、それでいいじゃん」とは言えなかった。

思えばYさんに対し気がかりなことがあった。Yさんは厄介者、腫物的キャラという雰囲気を感じることがしばしばあったと言う点だ。社内の人間の多くはYさんの話がでると毎回「あ~Yさんね・・・(苦笑)」といった反応をする。

そして本人曰く、同じ職場内の人間関係は険悪。お局様とは仲が悪く一切口を聞かない、所長ともほとんど会話をしない。などと言っていた。周囲に味方はいない様子。なのでしばしばやり取りする私を味方にしたい模様。何の力もない平社員の自分が味方になったところでどうしもうもない。

話を聞く限り最初は職場の人間に難があるように思えていた。しかしそうではなく、だんだん彼自身に一定の問題があるのではと疑いの目を持つようになった。違和感を感じたのは彼は陰で上司のことを「バカ」、お局様のことを「ババア」等と口悪く呼んでいる点。どう思おうが人の勝手なのでその発言を否定するつもりはない。しかし堂々と他人に発するのは私の中ではNG。「口は災いの元」だ。悪口を押し殺さず言いたいこと、過激な事をすぐに口に出す点においてその人の人間性が垣間見えてしまう。

組織で働く以上、「仕事は仕事」としてどんなに嫌でも必要最低限のコミュニケーションは取るべきだ。というのが社会人であるという考えの私からすると到底考えられなかった。嫌いだから嫌いな人間とは会話をしないことが通用するのであれば随分楽な世界である。しかし会社に勤めていればそうはいかない。それは単なるわがままだ。会社員とは奴隷であり社畜。苦痛と共に生きていくものだ。精神的には常に石抱の状態である。生きるとは苦しむということ。

石抱 - Wikipedia

私は行き過ぎた彼の歯に衣着せぬ物言いが原因の一つなのではないのかと解釈せざるを得なかった。つまりは因果応報。思ったことをなんでも言うような慎みや我慢に欠けた性格だから不必要に和を乱し職場の人間から面倒臭がられ、隔離されてしまったのだろうと思った。本当は汚物は消毒したいところだけれども消毒まではできない。なので最低限臭いものには蓋をしておけという理屈に至ったのだろうということ。

一方本人は自分が正しいと思い込み、なぜそのような窓際に追いやられるような処遇を受けているのか?ということに気付いていない。「あなたのそういう所もあるのでは?」と言いたいところだが、口が裂けても言えない。そんなことを言ったりしたら、こちらも恨まれて面倒なことになる。

こういったタイプの人間は一旦敵に回すと後々面倒になるので、距離を徐々に置いて当たり障りなく接するというのが最善だ。幸いYさんの職場とは距離が離れており、電話だけのやりとりだけなので仕事で会うことはない。こういう人とは親しくすることはせず、あくまで仕事上の会話だけで終始させるということに努めたい。どちらの味方につくというわけでもなく、あくまで中立な立場を維持するのが良い。

基本的に人間関係は必要最低限で良い。

私の場合、すべてのストレスは人間関係(他者の存在)から生じるといっても過言ではない。だから会社における人間関係は必要最低限に留めたい。定時を過ぎたらそれ以降の私的な付き合いは一切無しというのが理想。

私は人間関係が苦手だ。人と群れることを嫌い、普段から極力一人で過ごしたいと考えるような性格だ。正直なところ、周囲に人間がいるだけ全く落ち着かないため誰もいない部屋で一人で仕事させてくれとさえ思うほどだ。とにかく仕事では目立たずひっそりと生きていきたいと願う。だからこんなしょうもない他人のいざこざに構っている余裕などない。

会社にはクセが強すぎる人間が多すぎて危険ばかりだ。私はこの危機察知能力に従い今日も目立たずひっそりと会社で生き延びていく。

数時間先の天気をできるだけ正確に予測する方法

天気予報をチェックすることは私にとって日課であり重要だ。そして高精度で、的中率が高い所で天気を確認することも重要だ。

配達する際は天気の状況によってスクーターで配達するべきか、軽自動車で配達するべきかという判断材料になる。雨が降ったからといって状況に応じて車両を乗り換えるというのは時間の無駄となってしまう。また外出の際の交通手段、傘・雨具の有無の判断材料にもなる。そのためにも天気予報の精度は重要。

曇りといっても、晴れ寄りの曇りなのか、雨寄りの曇りなのかは単純なお天気マークと降水確率だけでは分からない。そこで重要になるのが「雨雲レーダー」だ。
あくまでも数時間先、近い将来の天気を予測するためのものである。
先になるにつれ精度は落ちてくるが、1~2時間程度先であればだいたい当たる。
これには専門的な知識は必要ない。誰でもわかる天気予報である。


おすすめは「ウェザーニュース」の雨雲レーダー

天気予報サイトはいくつかあるが私が長年使用しているものは「ウェザーニュース」だ。ウェザーニュースのアプリ(無料版)では15時間先の予測まで確認することができる。必要なものはスマホと「ウェザーニュース」アプリのインストールだけ。

ウェザーニュース

ウェザーニュース

  • Weathernews Inc.
  • 天気
  • 無料

apps.apple.com

 

ブラウザ版の場合はアプリ版と違い1時間先までしか確認することができないためアプリ版が必要。

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やることその①

まずはアプリでその日の1時間ごとの天気をチェックする。

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アプリのメニューから天気予報chを開く



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地図から見たい地域をタップ


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地域を選択したら1時間ごとを押して一日の天気をおおまかにチェックする。

 

※注意点

1時間天気は特に天候が不安定な日はコロコロ変わりやすい。曇りマークだったのに急に雨マークに変わっていることが当たり前にある。そのため、雨が降りそうな日は定期的なチェックをかかさない。

 

やることその②

雨雲レーダーで雨雲の動きをチェックして、雨が降る可能性があるかどうか調べる。

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メニューから雨雲レーダーChをタップ

 

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雨雲の現在位置が表示される。下の赤く囲った部分をスワイプする。

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この日の17時(11時間後)の雨雲の予想。関東に雨雲がかかっているので、この地域の夕方は雨の可能性大。

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20時(14時間後)の様子。

 

毎日やっているのはこの2つの手順のみ。


東京の場合は東京アメッシュと併用すると精度アップ

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東京アメッシュ

 

東京都の場合、下水局が提供している東京アメッシュ(降雨データ)を併せて確認するとより精度が高まる。

東京アメッシュでは現在から過去2時間までさかのぼって降雨状況を確認することができる。あくまで現在までの実績データであるが、過去から現在まで順を追ってみると雨の動きが予測できるということもある。特にゲリラ豪雨の時には有効。もし他の道府県でも同様のサービスがあれば確認するのが良い。


注意点

雨雲レーダーは1時間~2時間程度先までが特に有効。あまりに先になると精度が当然落ちる為、天気が心配な日はこまめにチェックする必要がある。

疑問:子供の頃にあったあの感覚について

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※注意:多少の下ネタを含みます。

 

先日子供が幼稚園に入園した。そこでふと思い出したことがあった。ある感覚についてだ。今も大して変わらないのだが、私は小さい頃たいそう気が小さい子供であった。

周りの他の子たちが難なくできるようなこともうまくできず、かなり焦る。なにかやるにしても遅く、一人取り残されてとにかく焦る。他の子が食べられているものが、まずくて食べられず自分だけ残して焦る。休み時間が終わった後、次の教室の場所が分からず誰もいなくて死ぬほど焦る。幼稚園時代はとにかく焦ることばかりであった。

子供の頃は人生経験がないため、何かが出来ないとなるとそれがまるで人生の終わりであるかのような感覚であった。まさに死んだも同然である。そんなときパニックになり頭が真っ白になって極度の危機感・焦り襲われる。と同時になぜか股間に快感を覚えることがよくあった。焦って危機を感じた時、特に股間にふわぁ~っとした快感を覚えるのである。この感覚はなんだったのだろうと、今でもたまに考える。

正直、あの感覚は嫌いではなかった。焦りたくはなかったがあの感覚は心地よかった。焦ってい危うい状況に置かれているというのに。それまで味わったことがなくなんともいえない感覚でむしろ好きだった記憶がある。

あれは一体なんだったのだろうと未だに疑問に思う。一番有力だと考えるものは、生命の危機を子供ながらに感じ、子孫を残そうとして生理的な反応が起こるという説だ。
もしくはあり得ないがそういった状況を快感に感じてしまうというドM体質だという説。あとは焦って動揺している状態を少しでも落ち着かせるため、股間に快感を生じさせるという説。この3つくらいだろう。師匠であるグーグル先生に訊ねてみたところ、同様の経験をしている人がいた。

これは簡単に言うと遺精の一種ということになるのだろう。正式名称までは見つからなかったものの、もしかすると生物的にはごくあたりまえの現象なのかもしれない。

遺精とは - コトバンク

生まれてから30年も経てばある程度の事は経験する。この年になると経験からある程度対処法ややり過ごし方等を身に付けなかなか命の危険を感じることはない。津波に襲われるとか、エイリアンが襲来する、銀行強盗に遭遇する、乗った飛行機が墜落する等といった極端な事に遭遇すればまたあの感覚を味わえるかもしれない。しかしその時は死を覚悟しなければならないだろう。

あの感覚は快感であるが一種の危険サインだ。あれがあることによって身の危険を感じ、一刻も早く物事に対処しなければならないと理解することができる。そうして一つ一つのことを学び、成長していくことができるのかもしれない。子供の頃から焦りの気持ちが頻繁にあり、付き合ってきたからこそ今こうして生きていられるのかもしれない。気分が良いものではないが焦りという気持ちは成長過程では必要不可欠なのかもしれない。

思考:本来のリンパ・リンパマッサージとは何なのか?

先日、非常に聞き慣れたニュースを目にした。教師の不祥事という点ではない。教師は女子生徒に「動きが硬いので、リンパのマッサージをした方がいい」といった言い訳をして犯行に及んだという。この「リンパ」という単語である。

「リンパ」という単語を入れることによって、どことなく専門的な感じがして説得力が増す、ような気がする。それと同時に「何かよからぬこと」、「不審なこと」という先入観もある。

今回この教師は厳しい処分を受けたようだが、ニュースの記事だけでは真実はわからない。記事だけだといかにもいかがわしい、邪な意図があって犯行に及んだように思えてしまう。しかし、実は本当にリンパにたまった老廃物を排出し、体の動きを柔らかくする目的で生徒のことを思い施術をしたのかもしれない。リンパマッサージすることによって体が柔らかくなる効果がひょっとするとあるのかもしれない。この教師は一般人には知り得ない知識を持っていたのかもしれない。物事は凝り固まった考え、先入観を極力排除すべきだ。でないと偏った考えに固執してしまって誤った解釈・判断をしてしまう可能性があるからだ。

また、今回の不祥事に限らず他にも同様の「リンパ」という言葉を使って犯行に及んだ事件というのはこれまで何回も聞いた覚えがある。例えば「ここにリンパが集中しています」、「リンパの凝りを解していきますね」、「あくまでリンパ施術の一環なので」、「服を着たままだと効果が得られないので、直接リンパマッサージしていきます。」などと言っていかにもそれらしい言い訳をしているパターンだ。こういった言葉に加え「他の人もみなさんやっていますよ」、「ここを刺激するとホルモンが活発になるんです」といった言葉も付け加えられるとより説得力が増してくる。これらのフレーズもどこかで聞き覚えがあった。リンパのことを何も知らないためになんとなく健康に良いことがあるのではという考えに陥り、信じやすくなってしまうのだろう。

20代女性にわいせつ行為、マッサージ店員逮捕「リンパ押しただけ」

客にわいせつ行為、容疑で整体師逮捕 群馬 - 産経ニュース

【準強制わいせつ】「リンパマッサージしましょう」とわいせつ行為 北九州市の美容院経営者を逮捕

10代少女に内側からリンパマッサージの施術をしただけの整体師を逮捕 くるちゃんねる

調べたら同様のわいせつな手口の案件がいくつかヒットした。残念ながらネガティブな記事が多かった。これでは「リンパ」に対する風評被害である。「リンパ」のイメージは全く良くならない。「リンパ」が要注意ワードになってしまう。

同様の手口が過去にこれだけあるということは、やはり大抵の一般人は「リンパ」に対する知識が乏しいため、「リンパ」という言葉を出されると安易に信じ込まされてしまうのだろう。女性の場合、違法行為に遭わないためにもある程度正しい知識を持っておくべきだろう。私はリンパについての正しい知識を持っていなかったため、疑問を解消すべく調べてみた。

そもそも「リンパ」とは何か?

始めに、そもそもリンパとは何なのか?ということについて適切に理解しなければならない。

リンパ - Wikipedia

wikipediaによると、

リンパ(ラテン語: lympha、英: lymph)は、毛細血管から浸出した一般にアルカリ性の黄色の漿液性の液体。血漿成分から成る。リンパ液とも呼ばれる

と定義されている。リンパとは体内にある液体の事を指すようだ。その他調べるとなにやら難しいことがいろいろと書かれている。

https://www.nakano-med.or.jp/topics/2013/10.php(中野区医師会)

上記の医療機関のサイトによると、

リンパ節にはリンパ液以外にリンパ球と呼ばれる免疫(めんえき)に関係する白血球の一種が集まっており、ウイルスや細菌などの外敵を防ぐ働きをしています。いくつかのリンパ節を経由してリンパ液は胸管(きょうかん)と右リンパ本幹という2本の管に集まり最後は静脈に戻ります。このリンパ液の流れをリンパ循環と呼び、体にたまった余分な水分や老廃物などを運んでいますが、この流れが障害されるとむくみが生じます。
 がんなどの病気でリンパ節を取ったためにリンパ液が流れない時や、ウイルス感染でリンパ節が腫れリンパ液の流れが滞たり、リンパ管が直接障害されるとむくみが生じます。

つまりはリンパ節は免疫器官の一部であり、そこから流れ出るリンパ(液体)の流れがウイルスや細菌などの感染、あるいは老廃物によって阻害されると体にむくみが生じてしまう。ということだろう。「リンパマッサージ」というのはリンパ・体内の老廃物の循環を促し、むくみを取るということに焦点があてられたマッサージということになると思われる。

リンパ節 - Wikipedia

 

リンパマッサージとは?

上記を踏まえ、リンパマッサージについて調べた。

リンパマッサージは、全身に流れるリンパ液の流れをよくするために行われる施術です。これによってリンパ液に含まれる余分な水分や老廃物などを体の至るところに存在するリンパ節と呼ばれるリンパ液の集まる場所に向かって流していきます。 リンパマッサージの施術は、顎下の鎖骨と首の筋肉をほぐすことから始める方法や、末端からほぐしていきリンパ節が多く集まる体の中心、鎖骨の方へ向けて施術を行なっていきます。欧米ではマッサージそのものの理論も体系化されていることから、医療行為の1つとして確立されていますが、日本では、美容目的なところが多い現状。オイルまたはジェルを使った施術が一般的です。

リンパマッサージはリンパ節が集中する場所に対し、リンパの循環を促すために行われるマッサージだ。

そして、リンパマッサージによって期待できる効果は以下のようなものだ。

  • リラックス効果
  • 免疫力向上
  • むくみ解消
  • ダイエット効果
  • 肌質向上
  • 疲労回復
  • 体質改善

なんとリンパマッサージのメリットはこんなにあるらしい。良い点ばかりだ。最高ではないか。

 

体のどこに「リンパ」が集中している?

リンパマッサージはリンパ節がある部分を把握し、適切にマッサージしないと効果が得られないようだ。

p.ono-oncology.jp

リンパ節は主に

・首
・脇
・腹部
・鼠径部
・膝

に集中しているらしい。

基本的にこのことをしっかり理解しておけば、昨今ニュースで取り上げられるような違法行為を見逃す心配がなくなるかもしれない。

自分でできるリンパマッサージ

基本的にマッサージは金がかかる。なので手軽に金をかけずにセルフリンパマッサージできないのか調べてみた。

 

整体師が紹介する簡単リンパマッサージ。数分で手軽にできるようだ。見ていると確かにリンパ節があるとされている箇所をマッサージしている。

 

こちらはリンパマッサージ師の方が公開している動画。眼精疲労に効くという。まさに自分向け。こちらもわずか5分程度で済ませられ、手軽である。

 

実際に効果があるのか分からない。しかしやってみて損はないだろう。まずはやってみて自分で確かめることが重要だ。

 

最後に

リンパに対する疑問はある程度解けた。「リンパ」と聞いただけでなにやら体に良さそうだと安易に信じ込んでしまう可能性があるため、自分で知識を持つことも必要だ。今回調べて分かったことはリンパマッサージをしても動きは柔らかくなるとは限らない。そのため、冒頭で取り上げた教師の案件については教師がやはり怪しく、自分の欲望を満たすために行ったとみて間違いない。という結論に至った。

また、これまでどこかで聞いた事があった「リンパ」に関する言葉はほとんどが間違いの可能性が高いことも分かった。それらの多くは「リンパ」ではなかった。別分野の言葉であるが、正しく表現するならば「チャクラ」だ。「リンパ」の誤用・悪用が多い為、マッサージが好きな方は十分に注意されたい。

感想:デューン 砂の惑星を観て

           DUNE/デューン 砂の惑星(字幕版)

先日、ついにドゥニ・ヴィルヌーブ監督作品の「デューン 砂の惑星 part1」を観ることができた。昨年最も期待を寄せていた作品だ。劇場で見たかったが残念ながら見られず、やっとツタヤでレンタルが開始されたので満を持してようやく借りることができた。

これまでのヴィルヌーブ監督といえば
・ブレードランナー2049
・ボーダーライン(sicario)
・メッセージ
・プリズナーズ
・複製された男

等の名作を世に送り出している新進気鋭の監督という印象だ。今、ノリにのっている監督の一人といえるだろう。特にボーダーラインは個人的にベスト10に入る程好きな映画である。ブレードランナーも好きな映画の一つだ。

彼が作る映画については、基本的に全体的にダークかつシリアスで独特な世界観が特徴。同じくダークな雰囲気の映画といえばクリストファー・ノーランの作品を思い浮かべるが、私の中では彼と肩を並べる存在である。

今回観たこの「デューン 砂の惑星」は予習をしようと思い原作を買って読んではいたものの、上巻の途中までしか読めていない。分かる範囲ではおおまかには原作に沿ったストーリーとなっているようだった。細かい所は気になったけれども全体的に満足のいく作品であった。

現在読み終えたのは上巻のみ。今作は上巻を元にした作品であり今後はパート2(中巻)、パート3(下巻)という風になっていくものだと勝手に解釈していたがそうではなかった。今作は上巻と中巻にわたるストーリーらしい。上巻は公爵(ポール・アトレイデス)が毒ガスで自殺し、ポールとジェシカが拉致され砂漠に取り残されるシーンまで。

 

コメント:良かった点

※ここからはネタバレを多少含む

①ウラジミール・ハルコンネン

物語における悪役。主人公:ポール・アトレイデス(アトレイデス家)の敵。

顔つき・演技・体型(メイク)、どれも私が思い描いていたハルコンネンのイメージ通りであった。これでもかというくらいの悪役・漆黒・狡猾なさまを表現してくれていて満足。

良かったシーンの一つ。

罠を仕掛けられ毒ガスで殺されかけた状態になるも、治療のために浸けられていた黒い液体の風呂から出てくるシーン。真っ黒い液体から出てくる様はまさに悪の象徴を感じる。

②音と雰囲気づくり

ブレードランナー2049でも流石だったが、ダークな場面を演出する時の音作りは本当に圧巻であった。ヴィルヌーブ作品は本当に音が素晴らしい。

お気に入りのワンシーン。ハルコンネンがサーダカーを引き連れてアトレイデスが駐留しているアラキスへ出撃する前のシーンだ。この時の意味不明な呪文がヤバさを特に引きだたせている。アトレイデス家に重大な危機が迫っているということが如実に感じられるワンシーンである。「コイツらめちゃくちゃヤバそう」感がひしひしと伝わってくる。

 

ハルコンネンの登場シーン。ここのシーンの音も素晴らしく良い。

強大な悪(敵)が迫っている危機感を引き立たせるための重要なシーンだ。悪の登場を表現するためにピッタリの音。まさにハルコンネンの怖さ・ヤバさが十分に伝わってくる音である。

 

↓その他デューンのBGM

 

③ポールとダンカンのキャスティング

ポール・アトレイデス(ティモシー・シャラメ)とダンカン・アイダホ(ジェイソン・モモア)のキャスティングはピッタリ。これは原作とイメージ通りで文句なし。

 

 

その他感想・原作との比較など

約2時間半という短い時間に全てを詰め込まなければならないので仕方がない。しかし原作と比べるとやはり端折っている感があった。

スパイを暴こうとする過程、人間関係が描かれていなかったのが残念ではあった。原作ではスパイでレディ・ジェシカが疑われていた。その描写はなし。邸宅の壁の中にハルコンネン軍の兵士が潜んでいるのが発覚したがその後は何もなし。

ウェリントン・ユエがいきなりスパイ行為を働いたところで「それまでわずかしか出番がなかった存在感薄めのチョイ役のお前がスパイかよ」という風に見えたし、砂漠でサンドワームに足音を気付かれる場面で足を踏み鳴らして突然「砂太鼓だ!」と言われても原作を知らない人にとってははてなマークがつきかねない。またカインズ博士が出てきた序盤、原作では砂漠に関して詳しい説明をしてくれていたがそれも省略されていた。原作をしっかり読まないと理解しにくい所があり、そのあたりは不親切さを多少感じている。

ウェリントンユエについて

アトレイデス家に仕える医者。映画ではハルコンネンに妻を人質にとられているという設定。妻を救うため仕方なくスパイとなる。物語の展開に大きな影響を与える前半のキーパーソン。

 

  1. 原作ではウェリントンユエがスパイだということをほのめかす葛藤の描写があるがそこが描かれていない(映画だからサプライズ的要素のため当然か)。
  2. ユエは中盤以降のストーリー展開に大きく影響を及ぼすキーキャラクターなのに出演時間が少なくかなりあっさりとしすぎて扱いがかなり残念。
  3. アトレイデスのブレイン役であるハワトも他人の心を読む能力があるレディ・ジェシカも見事に出し抜かれウェリントンユエのスパイを見破れなかった点がやはり残念。(ここは原作通りだが)
  4. ツッコミどころは、大事なシールドの見張り番の衛兵が少なすぎるということ・・・。3人だけ??守り薄すぎ。

ガーニーハレック(ジョシュ・ブローリン)について

アトレイデスの右腕。ポールに剣術を教える。原作では吟遊詩人でもある。

 

  1. 原作ではガーニーがストーリーの節々で詩を詠む、あるいは歌を歌う描写がある。吟遊詩人の一面をもっているがその描写は一切なかった。これがないとデューンの世界観が完全に出せないのではないだろうかとわずかに疑問。
  2. デヴィッドリンチ版デューンのガーニー(パトリック・スチュワート)と比べるとキャスティングは良かった。(スタートレックとプロフェッサーXのイメージが強すぎ)しかし見た目に吟遊詩人っぽさがあまりない。どちらかというと、同じくボーダーラインに出演したベニチオ・デル・トロの方が良かったのでは?と感じる。
  3. ガーニーは主要キャラの一人。しかし出演シーンはハルコンネン軍と地上戦が始まった所で終了。その後の行方がとにかく気になる。

チャニについて

ヒロインキャラ。主人公の夢に何度も出現してくる女。

 

映画に強い不満は抱いていない。しかしここだけはどうしても述べておきたい。チャニ(ゼンデイヤ)の顔のクセがありすぎるということだ。
ファンが読んで激怒しないよう、クレームがこないようにオブラートに包んで出来る限り配慮して述べさせて頂く。将来のポールの恋人になるであろう、夢に出てくるヒロイン的なキャラなのだからクセがない女優を起用してもらいたかった。人それぞれ外見の好み、価値基準はあるだろう。しかしながらこれはどう見てもクセが強すぎる。何度も述べるがチャニ役の顔のクセがありすぎるのだ。(スパイダーマンのMJ然り)この点においては期待外れとしかいいようがない。


スティルガーについて

砂漠で生きる戦闘民族のリーダー的存在。

 

スティルガー(ハビエル・バルデム)はもっと大物感が欲しい。別の映画だがノーカントリーのアントンシガーのような大物感・ワル感を勝手に期待していた。雰囲気だけでこいつはヤバいと思わせるような存在感が欲しかった。仲間になったら頼もしい感がいまひとつ。もう少しキャラを濃くしても良かったのではないかと感じる。

 

最後に

原作を全て読んでいないため空想になるが、今後期待することはガーニーハレックの生存。ダンカンが死んでしまったというのもありなんとしても生き残っていてもらいたい。そしてハルコンネン家のラッバーンと死闘を繰り広げて欲しい。あとチャニ役は次から交代していただけないかという気持ちだ。

何はともあれ先が気になって仕方がないため引き続き原作の中巻、下巻と読むしかない。原作と映画の違いを比較しながら映画を観るというのも楽しみ方の一つであり作品への理解度が深められるだろう。原作を読んでいない方はぜひおすすめさせていただく。次回作はおそらく来年~再来年というところだろう。とにかく待ち遠しい。

 

 

「変な家」を読んだ。

先日、「変な家」を読んだ。というよりもオーディブルなので聴いた。というのが正しい表現だろうか。

あまり小説などは読まないのだが久しぶりにどっぷりとハマった作品だ。この作品の優れた点としては短く、無駄がなく、テンポが非常に良いという点。関連性の低い余計な話がなく、淡々と本題が進められていき簡潔にまとめられている。話がなかなか進まないというストレスがないのが特に良い。

この作品をオーディブルで聴く良い点はナレーション(読み手)が通常一人なのに対し、本作品は4人以上出演していることだ。演技力もありシリアスさが上手く伝わってくるので本を読むというよりはテレビドラマや映画を観るという感覚に近い。
そして付録にある間取り図をスマホでじっくりと眺めて一緒に考えながら話を聞き進めていけるので自分で謎解き・展開を予想することもできる。ある意味ゲーム的感覚だ。「変な家」というタイトルは知っていたがまさかこれほど面白い作品だとは思わなかった。

ストーリーは昔の理解不能な因習が現代まで引き継がれていたという話。おかしな間取り図をみながら謎を解き明かして真実に迫っていくというものだ。気味悪さ・恐怖感が話が進むにつれ徐々に増してくるところがたまらない。久しぶりにぞわぞわっとする感覚に浸ることができた。

これを機に類似のジャンルであろう「怖い間取り」という本を駿河屋で衝動買いしてしまった。そして現在ノンフィクションの狂気的な犯罪本にも興味が出てきている。遅読のくせに大量積読状態だ。他に読みたいと思っているのは尼崎殺人事件の「家族喰い」と座間9人事件の「冷酷 座間9人殺害事件」。欲しいものが増えてしまい、とにかく困るばかり。

 

3月16日の地震保険の結果が出た。

ついにお待ちかね。地震保険の調査の為、ようやく調査員が来た。

 

↓前回記事

 

エコキュート交換により60万円以上飛ぶことが確定し、調査が入るまでお金にまつわるストレスが尋常ではなかった。白髪が増える勢いだ。額の面積も広がりかねない由々しき事態だ。この地震の判定によって今後の生活水準が大きく変化するといっても過言ではない。一発勝負のデッド・オア・アライブであった。少しでも気を紛らわすために鑑定人が来るまでの約2週間、見落としなく査定金額を少しでも上げられるようにと家の損壊状況を隅から隅まで日々調べた。

今回来た調査員は1名。所要時間約2時間。結果は建物:一部損、家財:小半損という結果に。マイナスになる自体は避けられたがかなり期待外れであった。誠に遺憾。


事前準備と判定

①準備

スムーズに終えられるように、こちらが用意したものは間取りが分かる平面図と家財の写真。建物のひび割れ箇所はチョークで予めマーキングしておいた。

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前日に気付いた壁の破損である。外壁が割れてポロリと脱落している。これが最も大きな損傷だ。二階の届かない場所にあり業者に依頼しないと修復できず、そこそこデカい為かなりショックであった。屋根があるため雨水の侵入などはそこまでなく直ちに影響はないと思われるので今日現在放置中。


②結果について

地震保険(建物):一部損(5%補償)
750万円×5%

家財保険:小半損(30%補償)
200万円×30%

保険金合計:975,000円

このような結果となった。対して出費は エコキュート交換費用65万の他、合計で90万はかかる見込み。

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結果的にプラスの収支予定となった。今回を機に家財保険の増額を検討している。
倒れて壊れたスクーターの修理代も含めると手元に残る金はあまりない。残った金は生活費やわずかな貯金として消えておしまい。
テレビは中古品にする、建物修復費用は複数業者に見積もる等、できる限り節約して家族に少しでもお小遣いをあげたいと思っている。

判定について

給湯器は建物に設置されていて、建物の一部とみなされているにもかかわらず給湯器自体の破損はカウントされないとのこと。建物ひび割れ・損傷は合計30箇所以上あった。しかし結果は一部損。間引いて計算しているんじゃないの?と疑う程これには失望。
エコキュートの交換見積は想定よりも1.5倍以上高かった。これが本当に痛すぎる。建物の修復費用は単なる予想。出来る限り費用を抑えたい。

そして特に納得が行かないのは家財の判定だ。落下・転倒しただけでは損傷と認められない。大袈裟に言えば一度落下してしまったら見えない損傷や不具合が生じている可能性があるにもかかわらず、だ。

落下・転倒したものは全て報告した。しかしながら目に見える破損・キズや機能的に不具合が出ていなければ基本的に却下された。詳細については開示されなかったが、認められなかったものは少なくとも推測で寝具・衣類・CD・タンス・その他家電。予め調べて自分で算定して最低でも大半損認定レベルであったが予想は外れた。

 

心得

保険金を不足なくしっかり受け取ることは被災者の当然の権利ということ。
家や設備の破損で損害を受けて、保険金を受け取っても足りずに修理のために大金を負担しなければならないというのは保険金の意味なし。地震があった時、損なくお金を受け取るために入っている。このことを忘れてはならない。損してしまっては地震保険の存在価値はない。

調査員の当たりハズレもあるだろうが、調査員が来て保険の査定をする場合は恐らく希望・予想よりも判定は下振れになるといって良いだろう。見舞金という意味も含めてある程度余裕が出る位多くもらうべきだというのが個人的な感想だ。


地震保険について

日本は地震が多い。やはり地震保険は初期負担が大きくても厚めに掛けておくべきだったとかなり後悔している。年1回巨大地震が来る場合、こちらの財力が持たない。見舞金という意味も含めてある程度プラスになるのがベストである。

家や家財が壊れて泣き寝入りなんてことにはならないよう、地震保険はよく考え契約、あるいは見直すことが重要であると気付かされた。特に東日本の地域で戸建てに住む場合、地震保険は富裕層を除き確実に必要になるものであり、絶対に掛けておくべきだろう。

「シャンプー」について

      

シャンプーが好きだ。美容室や床屋でやってもらうシャンプーはあまりに気持ち良すぎる。潔癖症や接触恐怖症のような人を除いては嫌いな人などほとんどいないだろう。

顔にタオルや布をかけてもらい、へらへらと話しかけられず静かに黙ってシャンプーされたい。でもずっと黙っていられるのは嫌だ。「かゆい所ないですか?」と、かゆいところがないのにもれなく訊かれたい。そして私は「ないです」と答えたい。当たり前のあいさつのように、美容師のお姉様とたった一言だけやりとりするのも好きだ。このやり取りがないと、ちょっと冷たく寂しい感じがする。

シャンプーという名前もなんか好きだ。連呼するとトイプードルのようなかわいらしさや愛らしさが感じられてくる。語感・響きが素晴らしい。シャンプーの泡立つ感じ。泡がふわっとする感じ。シャカシャカゴシゴシする音。シャワーでジュワーっと洗い流される感覚。自宅にはない良い香り。全部ひっくるめてシャンプーという名称がピッタリすぎる。

ちなみに、シャンプーの語源はヒンディー語から来ているのだそう。もともと「頭皮をマッサージして清潔に保つ」的な意味らしい。

 

独身生活を謳歌していたころ、ホットペッパーの美容師を指名できるシステムを活用していた。美容師の写真を見て好みのお姉様を指名させて頂き、そのお姉様にシャンプーしてもらう。というのを月1の楽しみとしていた。散髪の時期になると近隣の美容室を徹底的に調べ上げ、タイプのお姉様を指名する。これが月一のルーティーンとなっていた。今となっては贅沢で金銭事情によりできない。仕方ないのでお気に入りのロシア人お姉様のASMR動画でシャンプーされた気になっている。

 

こういった好みのお姉様にシャンプーしてもらうことは一見、キャバクラを利用する客のように邪で不純なスケベ心があると思われるかもしれない。しかしそれは全くの見当違いである。あくまでこれはリラクゼーションの一環でありストレス解消のためである。

目的は美容師のお姉様との会話を楽しむことではない。お姉様に気持ちの良いシャンプーをしてもらうことが第一の目的なのである。会話やヘアスタイルの出来はあくまで付随的なものだ。あくまでもメインはシャンプー。会話はあってもなくても良いし、ヘアスタイルは整髪料でごまかしが効く。「会話はあったらラッキーだな」程度にしか思っていない。

私がお姉様とカジュアルに会話するなどおこがましいことこの上なし。お姉様にはシャンプーに集中してもらい全力を注いでいただく。それが私の唯一の望みだ。贅沢を言えば先述したように、「かゆい所ないですか?」という一言であったり、ささやき気味で「頭皮が凝っていますね」などといったちょっとした一言だけあれば十分だ。

これは至って健全なことではなかろうか。女性インストラクターとマンツーマンで行われる個室ヨガ教室に通うほうがよっぽどいやらしいと私は思う。

肝心のシャンプーについては、女性にしてもらうことの良い点というと力加減が程良いところだ。力を入れすぎるお姉様はそうそういない。さらには理想のお姉様にシャンプーしていただくこと、理想のお姉様の手が自分の頭に触れシャンプーしているということ。聴覚、嗅覚、触覚という3つの感覚を刺激してくれる。普段味わえない非日常体験ができる。これこそが重要なのだ。

しかしながらこの指名制には落とし穴がある。店によってシャンプーをアシスタントにさせるシステムをとっている店もあり、必ずしも指名したお姉様がやってくれるわけではないということだ。アシスタントが男となれば心の中で大ブーイングが巻き起こる。
男性の場合、痒いところがないようにと強めの力で入念にゴシゴシしてくるパターンが多い。違う違うそうじゃない。というか好みのお姉様にやってもらわなければそもそも意味がない。非日常的でプレミアムな体験も求めているのである。こういったシステムのお店は勉強料として割り切り、次回以降は利用しない。

シャンプーは素晴らしい。大抵の場合、美容室に通うという事はヘアスタイルをいかに綺麗に整えてくれるか、理想のヘアスタイルにしてくれるかということに重点が置かれがちである。しかし、いかに気持ちよくシャンプーしてくれるかという事もまた重要なのである。このことは決して忘れてはならない。

ウィル・スミスの平手打ち行為について:ブッダの教え・中国古典に照らして考える

「本当に強い人たちって、暴力を振るわれてもやり返さない。かといって相手に屈しないし、跪かない。いずれは自分もそういう境地に達したい。」

ある格闘家は引退前にこのようなことを言った。参考にすべき言葉として今でもこれを忘れず留めている。

 

アカデミー賞授賞式でのウィルスミスの平手打ち行為が世界中で騒ぎになっている。世界中が注目する舞台で前代未聞の行為であった。同時に、自分自身にあてはめて、ふるまいや感情のコントロールについて改めて冷静に考える為の良い機会となった。

「彼は俳優としてではなく夫として妻を守った。よくやった」、「殴って当然。コメディアンが悪い」、「彼には殴る権利がある」、「いかなる場合でも、暴力は許されない。」などこの件に対して様々な意見がある。概ね彼を擁護する意見が多い。これに対して私は多少の違和感を覚えた。

確かにウィルスミスの御夫人に向けられた言葉は責められるべきものだろう。しかしながらウィルスミスは感情をコントロールを失い怒りに任せ暴力をふるった。そして結果的に代償を払うことになるかもしれないのだ。

コメディアンを許せと言いたいわけではない。事の原因はコメディアンにある。しかしながらこのような喜ばしい祝宴でムードがぶち壊しになってしまったことがただ残念でならないということだ。

コメディアンの発言に悪意があったかどうかはさておき、本人にとってはジョークで言ったつもりであろうとも他人からは言葉の暴力とみなされ得る発言だ。基本的に暴力は許されないのと同じく言葉の暴力も容認されるべきものではない。慎むべき発言であり、失礼な発言であったことは紛れもない事実だ。この言葉に対して、怒ったウィルスミスからビンタを受けてコメディアンは報いを受けた。物理的な痛みや羞恥心を感じたはずだ。

結果としてはコメディアンが謝罪すべき失礼な発言をしてしまった。同時にウィルスミスも暴力をふるったことに対して謝罪をしなければならなくなった。発端となったコメディアンの発言がなければそもそもこのような出来事にはならなかった。ウィルスミスが割を食う形となってしまったという風にも捉えられるだろう。

私自身、感情のコントロールに悩み日々対処法を探っている。今回の出来事を私が大事にする中国古典やブッダの教えなどと照らし合わせて再考した。

 

ウィル・スミスのビンタについて

彼はハリウッドスターであると同時に家庭を持つ一人の人間だ。感情的になってしまったことは十分に理解できる。あの場で躊躇うこともなくビンタをして勇気があると思ったと同時に残念な感情も覚えた。

もし罵る者に罵りを、怒るものに怒りを、言い争うものに言い争いを返したならば、その人は相手からの食事を受け取り、同じものを食べたことになる。

わたしはあなたが差し出すものを受け取らない。あなたの言葉は、あなただけのものになる。そのまま持って帰るがよい。 

―罵倒するバラモンとの対峙 サンユッタ・ニカーヤ

反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」草薙龍瞬からの引用。これに照らし合わせ考えた。

今回の場合、相手の多少の悪意が混じったジョークに対しウィルスミスも反応し、暴力という憎悪(悪意)で返したことになる。つまりはこれは相手から差し出されたものを食べたということと同義であり、相手と同類になってしまった、自分も同じ反応で返した。ということになると私は感じた。あるいは相手から差し出された毒リンゴを食べてしまい毒に侵されてしまった。ということにもなる。

一時の感情に任せて振る舞ってしまえば、それが結果的に自分に返ってきてしまうという見本になる。相手の言葉に反応して心を乱された、その結果ウィル・スミス自身は罰を受けてしまった。

 

冷静になることができていれば、違うやり方があったはず。

外界の悪魔を降そうとする者は、まず自身の心を整える必要がある。
心が整っていれば、もろもろの悪魔は退散し服従するであろう。
よこしまな心を制禦しようとする者は、まず自身の気を制禦する必要がある。
気が平静になっていれば、外からの災難も自身を侵すことはないであろう。

(前集三八)

引用:菜根譚 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典 (角川ソフィア文庫)

中国古典:菜根譚からの一節である。これは私が大事にしている言葉であり、毎日読んで頭に叩き込んでいる言葉だ。

己が冷静になって対処することができれば、今回のような口撃に対して上手く対処できていたのではないかと思っている。外界の悪魔(今回の場合失礼な発言をしたコメディアンや言葉そのもの)に対して、整った心で臨むことができていればこのような結果にはならなかったであろう。

更に、もし怒りという感情に任せて平手打ちをしてしまったらその後はどうなるのか考える必要があった。
・暴力に対する周囲からの批判
・仕事への支障
・信用の失墜
・地位の喪失

心を乱され、冷静さを失って振る舞った行動により、自身に新たな災難が降りかかってくるということになる。

自身の内面にこそ、悪は潜んでいる。心が乱されて弱さや隙を見せた時、それはやってくる。

 

冷静さ取り戻すには?

一つの手法としては、「怒りを理解し、受け入れ、反応しない。」という事だ。

私が参考にしている一冊の本、反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」を参考にする。

冷静さを取り戻す方法としては今ある自分の状態を理解する。そしてそれは単なる執着であると理解する。「自分の心の状態を見て理解し、自覚する」ことが重要であるとされている。

 

どんな対処法があったか?

どんな状況・経緯があろうとも手を出せば結果的に自分も悪い事になってしまうことが世の常だ。なのでもう少し冷静になって良い解決方法がなかったかと考えた。一つの対処法として言葉で返すということである。
彼はもともとFresh Princeという名で活動していたラッパー・ヒップホップアーティストである。

ラッパーであるならば、相手から差し出されたディス(悪口)をラップで巧く返すのがヒップホップの慣習だ。その場ですぐさま何らかの機智に富んだ言葉で返すのがスマートなやり方であったのだろうと思う。それができていればコメディアンに恥をかかせるだけに済んだはずだ。

 

暴力は悲劇を生む

マテラッツィ、ジダン頭突き事件を振り返る「お前の姉ちゃんがほしいと言った。頭突きされるとは思ってなかった」 | Goal.com

2006年のサッカーワールドカップ決勝戦での出来事だ。当時のフランス代表であったジダンは相手選手から家族に対する侮辱的な発言をされたことに怒り、頭突き(暴力)を振るい、彼は退場処分となった。そして試合はフランスが敗北し、優勝を逃すことになった。更に、この試合はジダンの現役最後の試合でもあった。

今回のアカデミー賞での出来事はこの件と酷似している。暴力は悲しい結果を生み出してしまう。

 

一般人に置き換える

これがもしアメリカの著名人のトラブルでなかったらと考えれば、反応は違ったかもしれない。

例)
ニュース記事を読むと「居酒屋で一般客殴った男、逮捕」という見出しの記事があった。内容を読んでみると、居酒屋店で酔っ払った男性客が加害者の男に対し差別的な発言をした。それに対し加害者の男が激昂。男性客を殴って全治1週間の怪我を負わせたとして駆け付けた警官によって取り押さえられ逮捕された。

例えばこんなニュースがあったとする。
この内容を見て思うことは差別的な発言をした方も確かに悪いかもしれないが、殴って怪我をさせた方が悪い。ということになる。全く知らない人間同士のトラブルとして考えると結局、暴力を振るってしまった側が大抵の場合負けになってしまう。

背景・事情についてはある程度考慮されるべきであるが、「失礼な発言をされたから殴った」は通常許されない。我々の社会においては通常、「失礼な発言をされた=言われた相手は殴って良い」とはならない。

失礼な発言をした者は責められるべきだ。だからといって殴って良いとはならない。我々の社会生活においては基本こうなる。だからこそ怒り(自分自身の感情)をコントロールする術を学ばなければならない。

 

最後に

怒りという感情に支配されると思考や判断を狂わせることとなる。そうなると思わぬ代償を払う可能性がある。感情のコントロールは人間が生きていく上での課題の一つだ。これには苦痛が伴う。生きることは苦痛・苦しみなのである。私の考えはどれだけ酷い事を言われたとしても、手を出してしまったらその時点で手を出した側の負けであるということ。怒りを一刻も早く鎮め、冷静に考えられるように気持ちを切り替える事に努めなければならない。

こんな時は先人達の教えが役立つ。
冷静な判断、怒りにとらわれない自由な思考を持つことができれば、後に良い結果をもたらすものだと私は信じる。しかしそれは一朝一夕で習得できるものではない。日々の心がけ、訓練の積み重ねによって身に着くものであり長い期間を要するものだ。こうして他人の行いを見て、自分の振る舞いも直していていくよう努めていきたい。

私の花粉症克服法:とにかく「慣れろ」

花粉症にかかる辛い季節である。3月上旬、まだ寒い時期にもかかわらず早くも発症してしまった。

今回は独自の花粉症克服法を紹介する。花粉症で悩む方の一つの参考になればと思う。

 

花粉症の対処法

私の花粉症の対策・克服法は簡単だ。
それは、「慣れる」という事にほかならない。人体の適応力に頼るだけだ。
これをカッコつけて言い換えると、「イマースさせる」あるいは「イマージョン法」ということになる。

※イマース(immerse)とは英語で「浸す」という意味。花粉のある環境に己の体を浸すということである。

面倒なことは何もない。ただ普段通り生活するだけ。花粉が多い環境に身を曝し、体を慣らすだけである。飲み薬は一切服用しない。病院で注射も刺さない。花粉が入らないようにとゴーグルのようなメガネをかけない。余計な小細工はしない。

必要なのはマスク(コロナ禍なのでいつも通り)・目薬・ティッシュのみである。

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近所のドラッグストアで一番安いアレルギー用の目薬を買う。これだけでOK。スースーするのは苦手であり、余計な成分は目に入れたくない。買うのは必ず清涼感がないマイルドなものだ。「キター」をしたい人はクールタイプを選ぶと良い。目はあまり触らない方が良いのでかゆくなくてもこまめに差しておく。


やることは体を花粉に慣れさせるために、その状況に抗おうとせず受け入れることだ。そうすることによって、私の場合は花粉飛散シーズンの中盤~後半にかけては気にならなくなっている。昨年鼻の中のゆがみを矯正しや余計な粘膜を切り取る手術をしたおかげもあり、今年は早い段階で体が慣れてそこまで気にならないレベルとなっている。

 

くしゃみが出て鼻水がでたらティッシュで鼻をかむ。こまめに目薬をさす。それ以外は普段通りに過ごす。たったこれだけのことである。

メリットとしては、薬を飲まないためだるさ・眠気がないということ。かかる費用はティッシュと数百円の目薬代のみで経済的であるということ。

反対にデメリットは最初の数週間が辛く、我慢が必要とされることである。2~3週間、花粉により辛い時期を過ごすことになる。

しかしそれ以降は体が徐々に花粉に慣れてきて知らぬ間にほとんど気にならなくなってくる。

 

食事でプラスアルファの対策

腸内環境を整えることで花粉症が改善されるという。

腸内環境を整えること=免疫機能を向上・改善させる という原理らしい。

しかしこれは本当かどうかは分からない。単なるプラシーボ効果レベルの話かもしれない。個人差があるはず。しかし調べると至る所に同様の記述があるので過大な期待はせずともとりあえずやってみた方が良いということだろう。やらないよりはいくらか良いはずだ。

私は毎日、納豆を食べている。これは何らかの効果を期待しているわけではなく単純に好きだからだ。そして毎晩、スムージーにヨーグルトを入れて飲んでいる。更に毎日おならが頻繁に出る為、整腸剤:ザ・ガードとエビオスを飲んでいる。

【第3類医薬品】ザ・ガードコーワ整腸錠α3+ 550錠

エビオス錠 2000錠 【指定医薬部外品】胃腸・栄養補給薬

こういった習慣も多少は花粉症改善の助けになっている可能性がある。プラスアルファで試してみる価値はあるだろう。

 

最後に

私は、花粉はたまに飛ぶから花粉症になってしまうと勝手に思い込んでいる。もし年中常に花粉が飛びまくっていたら、おそらく私は花粉慣れして絶対に花粉症に罹らないだろうと考える。久しぶりに接触するから体が花粉を異物と認識してしまい、過剰な反応が起こってしまうという考えだ。

この時期は樹木が多くの子孫を残そうとして盛りがつく時期だ。子孫を残したいのは動物や人間だけではない。全ての生物に共通することである。新たな生命の誕生、基本的にこれは喜ばしいことだ。抵抗することなくこのまま自然を受け入れて身を任せようではないか。こんな気持ちで私は今年も花粉症を乗り越える。