花粉症にかかる辛い季節である。3月上旬、まだ寒い時期にもかかわらず早くも発症してしまった。
今回は独自の花粉症克服法を紹介する。花粉症で悩む方の一つの参考になればと思う。
花粉症の対処法
私の花粉症の対策・克服法は簡単だ。
それは、「慣れる」という事にほかならない。人体の適応力に頼るだけだ。
これをカッコつけて言い換えると、「イマースさせる」あるいは「イマージョン法」ということになる。
※イマース(immerse)とは英語で「浸す」という意味。花粉のある環境に己の体を浸すということである。
面倒なことは何もない。ただ普段通り生活するだけ。花粉が多い環境に身を曝し、体を慣らすだけである。飲み薬は一切服用しない。病院で注射も刺さない。花粉が入らないようにとゴーグルのようなメガネをかけない。余計な小細工はしない。
必要なのはマスク(コロナ禍なのでいつも通り)・目薬・ティッシュのみである。
近所のドラッグストアで一番安いアレルギー用の目薬を買う。これだけでOK。スースーするのは苦手であり、余計な成分は目に入れたくない。買うのは必ず清涼感がないマイルドなものだ。「キター」をしたい人はクールタイプを選ぶと良い。目はあまり触らない方が良いのでかゆくなくてもこまめに差しておく。
やることは体を花粉に慣れさせるために、その状況に抗おうとせず受け入れることだ。そうすることによって、私の場合は花粉飛散シーズンの中盤~後半にかけては気にならなくなっている。昨年鼻の中のゆがみを矯正しや余計な粘膜を切り取る手術をしたおかげもあり、今年は早い段階で体が慣れてそこまで気にならないレベルとなっている。
くしゃみが出て鼻水がでたらティッシュで鼻をかむ。こまめに目薬をさす。それ以外は普段通りに過ごす。たったこれだけのことである。
メリットとしては、薬を飲まないためだるさ・眠気がないということ。かかる費用はティッシュと数百円の目薬代のみで経済的であるということ。
反対にデメリットは最初の数週間が辛く、我慢が必要とされることである。2~3週間、花粉により辛い時期を過ごすことになる。
しかしそれ以降は体が徐々に花粉に慣れてきて知らぬ間にほとんど気にならなくなってくる。
食事でプラスアルファの対策
腸内環境を整えることで花粉症が改善されるという。
腸内環境を整えること=免疫機能を向上・改善させる という原理らしい。
しかしこれは本当かどうかは分からない。単なるプラシーボ効果レベルの話かもしれない。個人差があるはず。しかし調べると至る所に同様の記述があるので過大な期待はせずともとりあえずやってみた方が良いということだろう。やらないよりはいくらか良いはずだ。
私は毎日、納豆を食べている。これは何らかの効果を期待しているわけではなく単純に好きだからだ。そして毎晩、スムージーにヨーグルトを入れて飲んでいる。更に毎日おならが頻繁に出る為、整腸剤:ザ・ガードとエビオスを飲んでいる。
こういった習慣も多少は花粉症改善の助けになっている可能性がある。プラスアルファで試してみる価値はあるだろう。
最後に
私は、花粉はたまに飛ぶから花粉症になってしまうと勝手に思い込んでいる。もし年中常に花粉が飛びまくっていたら、おそらく私は花粉慣れして絶対に花粉症に罹らないだろうと考える。久しぶりに接触するから体が花粉を異物と認識してしまい、過剰な反応が起こってしまうという考えだ。
この時期は樹木が多くの子孫を残そうとして盛りがつく時期だ。子孫を残したいのは動物や人間だけではない。全ての生物に共通することである。新たな生命の誕生、基本的にこれは喜ばしいことだ。抵抗することなくこのまま自然を受け入れて身を任せようではないか。こんな気持ちで私は今年も花粉症を乗り越える。