自分本位。

株とモノ批評、時々小話。なんでもことばに。

ハズレ菓子:湖池屋「ポテトと料理 デミグラスハンバーグ」

無駄なものを買わないことは節約するために重要な事だ。私はこれまで、安いから・安くなっているからと言って必要がないものを買ってしまい、悉く金を無駄にしてきた。
これは投資においてもそうだ。魅力的な企業の株価が「安くなっているから」といって手を出してしまいしばしば損をしている。

美味いもの、良い物を紹介するのはいたって普通のことだ。それは消費欲・購買意欲を促す。経済的には良い事だ。しかしこれは浪費となり、出費を増やすことに繋がりかねない。節約とは正反対の行動である。

一方で、おすすめできないまずいものやハズレを知る/知らせておけば、それを買わないように誰かの無駄遣いを未然に避けることができるかもしれない。
私のように安くなっているからという理由で買うことがなく、どこかの誰かが将来買う可能性があったであろうものを買わずに避けることを助けられる、かもしれない。無駄遣いの可能性を減らしていくことができるということになる。

この世は良い物ばかりではない。なんでこんなものが世に出回っているんだ?と疑問に思うような物も数多く出回っている。それは身をもって体験しないと分からない。

今回は「安くなっているから」と言う理由で買って失敗したものについて語る。今後もシリーズ化する可能性あり。

 

湖池屋「ポテトと料理 デミグラスハンバーグ」

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これが問題のお菓子だ。半額で売られていたのでつい買ってしまった。これは酷すぎるレベルだった。

説明には、

ジューシーな牛肉の旨み、トマト、オニオンの甘み、ブラックペッパー…手間ひまかけたハンバーグのおいしさを、奥深い濃厚デミグラスソースで。

と書かれている。ひとくちのごちそうではなかった。


あるのは旨味ではなく不要な甘さと嫌な後味

香りはまずまずだ。

パッケージのイラストから想像するに、これは一見、肉巻きポテトの逆バージョン、すなわちポテトに肉を巻いたようなものの味を期待していたが全く違った。

ニチロ 肉巻きポテト6個入りX12袋 冷凍食品

↑こんなのを期待。

 

味はジャガイモ由来の自然な甘みのようなものではなかった。不自然で人工的な甘みである。口に入れるとまず最初に人工甘味料の強い甘みがブワっとやってくる。ゼロカロリーの清涼飲料のような甘みだ。後味も嫌な味がしばらくの間、口のなかに残留し続けてしまう。

これは野菜の旨味を表現したかったのかもしれない。しかし残念ながら無駄な甘みに終わってしまっている。甘ったるいだけで肉の旨味や、ハンバーグのおいしさ等は微塵も感じられない残念な味となってしまっている。

まるでジャガイモ感一切なし。う〇い棒??

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商品名に「ポテトと料理」とある。また、湖池屋といえば「ポテトチップス」が主力商品である。自然とポテト感が堪能できるものだろうという固定観念に縛られていた。
これは完全な誤りであり、見事に裏切られてしまった。大袈裟に言えば詐欺ではないか?とさえ思えた。ジャガイモ感があるジャガビーやジャガリこなどに近いものを勝手に期待していた。しかし全く違かった。

喩えると、ただのう〇い棒を小さく細くしただけのスナック菓子である。拍子抜けだ。味についてもジャガイモ感は全く感じられない。う〇い棒を小さくしただけの食感、味となってしまっている。これは全くポテトではなかった。ポテトというのはジャガビーやじゃがポックル、じゃがりこ、その他ポテトチップスのようなものを指すものであり、これはポテトを騙る資格などないレベルだ。

最後に:僅か60円程だったが後悔

これを食べた後、なんでこんなものを買ってしまったのだろうと激しく後悔した。同時にこれを買った自分自身に対して強い苛立ちが募った。私はこのスナック菓子が世に送り出されたことが全く理解できないでいる。スナック菓子に人工甘味料を入れるのは全く馬鹿げているとさえ思う。大抵のものはもったいないので完食するが、今回については残念ながら例外となってしまった。

尚、レビューサイトでも低評価となっている。これは妥当な評価だと思う。