自分本位。

株とモノ批評、時々小話。なんでもことばに。

クラッシャー板前

私が一日でも早く経済的自由を手に入れ、会社に依存しない生き方を目指す大きな理由の一つに人間関係の問題がある。その中には「クラッシャー板前」という人物の存在がある。

クラッシャー板前とは会社にいる厄介な人物を指すニックネームである。
名前の由来については会社の備品を次々と破壊しまくるため「クラッシャー」。
(英語的にはデストロイヤーの方が合っているかもしれないがそこはスルーさせていただく)

そしてクラッシャーだけでは味気ないのでラッシャー板前っぽく「板前」をつけただけ。(実際本人の髪型もラッシャー板前っぽい。)
当然、これは会社内で通用するニックネームではなく私が勝手にそう名付けただけである。


クラッシャー板前がこれまで破壊・毀損してきたもの一覧
・PCモニター3台(液晶が見事に殴って割れていた)

・木製ドア(蹴りまくって黒い跡がつきまくっている)

・木製ドアのクローザー(ドアが蹴られまくっていたため負担が限界突破)

・鉄製ドア(鉄板でできた頑丈なドアだが蹴られまくってあちこち凹んでいる)

・席の机(蹴りまくって凸凹になっている。)

・届いた商品のぶん投げ

※これは私が現在の部署に配属されてからなので過去にもたくさんあるはず

その他のエピソード等

・後輩(若手)にキレやすく、過去に彼のパワハラが原因で若手社員が辞めた事案あり。(後輩をクラッシュ)

・仕事に対して気に入らないことがあると大声で呼びつけ罵声を浴びせ威圧する。

・最低週2回、キレると上記の木製ドアを蹴り「バーン!!」と大きな音を立て、建物全体に響き渡らせる
(これが最近一番ウザくてストレスが溜まる。)


大企業であればなんらかの対応があってもおかしくはない。だが私が勤める会社は練乳やカルピス原液並みの甘さだ。普通に考えると器物損壊にあたるのではないかと思われるが、おそらく会社の体質的に罪には問われないだろう。減給や出勤停止、最悪クビなどの可能性はある。
過去に別件で犯罪行為があっても左遷で済んだという事例がある。しかしクラッシャー板前氏に関して今のところほとんど何もペナルティなく済んでいるようだ。幸い彼が働くフロアと私の席は別で仕事でも直接かかわることがないため今まで実害もあまり無く過ごしている。
唯一あるとすればフロアを行き来する時に途中にあるドア(上記の木製ドア)をキレると毎回キックして大きな音(+衝撃)を立てる。それがかなりうるさい点くらいだ。

そんな彼を評価できる点を無理やりあげるとするならば、基本的に壊れにくい・多少壊れても問題なく使えそうなものに攻撃しているという点だ。PCのモニターはついカッとなってやってしまったのだろう。(カッとなっても普通壊さないが)
それを除き、ドア・机といった、多少凹んだり破損してもかろうじて使えるものを中心に破壊活動に勤しんでいるという点である。
例えばオフィスにあるものといえばパソコン・コピー機、電話機等の電子機器があげられるが、それらはこれまで壊れてはいない。主に壊れにくい硬くて頑丈なものが中心となる。ドアや机は多少攻撃しても一応は使える。

※イメージ

もう一つは我慢してストレスをためることなく、毎回常にキレて思ったことをはっきり相手にぶつけてストレス発散させているという点だ。
本来「バカ野郎」といった言葉はいくらストレスが溜まっても普通なら言ってはならない。パワハラにあたる可能性がある。だが彼の場合は日常化しているため見逃されてしまっている。
彼は周囲に人がいても気にせず罵声を浴びせ、大声を上げる。相手への伝え方に問題があるのは言うまでもない。しかしストレスをためて精神衛生を害することのないよう常日頃気を配っていると考えれば彼の言い分も分からなくもない。
言うか言わないか、0か100でしか表現できない不器用な性格なのかもしれない。彼を真似するつもりはないが、こういった生き方をすればもしかしたらもう少し楽に生きられるのかもしれない。


このようなクラッシャー板前氏の好き勝手な蛮行を毎日のように見ていると当然気分が悪くストレスが溜まってしまう。
しかし見方を変え、同僚でもない赤の他人として冷静に見れば会社の備品を破壊しまくっても自分の物ではないので痛くも痒くもない。会社が困るが自分にとっては全く関係ないと考えればおさまりはつく。
今後彼に期待するのは会社における器物損壊のパイオニアとして今後も積極的に破壊活動に従事してもらい、壊してもセーフな備品と壊したらクビになる備品をどんどん検証し、ギリギリの破壊ゲームに挑んでもらいたいということである。
そしていずれは上層部の目に留まり、しくじって退場する羽目になることを今後も引き続き陰ながら心よりお祈りさせていただく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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