自分本位。

株とモノ批評、時々小話。なんでもことばに。

瀬戸大也選手がなぜあんなに叩かれているのかあまり理解できていない。

 不倫騒動で世間からボロクソに叩かれた瀬戸大也選手は今回の東京オリンピックで残念ながら結果を残すことができなかった。最後の種目では4位という結果に終わった。
そのため叩く人が後を絶たない。
「負け惜しみ言うな」、「情けない」、「性欲にも水泳にも負けた」、「しばらくメディアには出るな」等と言われ放題だ。
不倫行為を正当化する気も彼が全く悪くないと擁護するつもりもない。
だが我々が見えているやメディアに見せられているものはほんの一部分、あるいは側面だけの偏った情報だけではないのかということを感じている。

彼について思っていることをまとめた。

なぜ結果が出なかったのか?

彼の泳ぎは不倫前の成績が良かった頃と比べ明らかに勢いがなくなった。それはなぜだろうか?
・怠慢、単なる練習・トレーニング不足だったから

・練習環境・コーチが変わったから。

・マスコミがうるさすぎて練習に打ち込めない。

・海外選手の成長が著しい。台頭してきた。

・メディアや世間から叩かれ、計り知れないストレスを抱えていたから(精神面でコンディションが悪かった)
簡単に考えられる理由はこの3つだろう。これらの要因は当然当てはまるはずだ。
だが他にも考えられる要因がある。彼についての明らかな事実は

①不倫が発覚する前(不倫していた時)は成績が良かった。

②不倫が発覚した後(一切不倫ができない状態)は成績が悪い。

この違いである。
性欲の処理が上手くできなかったからオリンピックで負けたということも可能性としては考えられる。

人間の三大欲求は食欲・睡眠欲・性欲であるが、これらのうちどれか欠けてしまっていれば当然本来のパフォーマンスは発揮できるはずがない。

だからといって犯罪ではない

不倫は当然、道徳的に責められる行為だ。
彼の場合は彼を支援するスポンサーがいる日本を代表するトップアスリートである。
今回スポンサーを裏切り大事になってしまったが、一般的には家族や不倫相手等の当事者間の問題であり犯罪行為ではない。
オリンピックで結果を残せなかったため再び犯罪者のように叩かれまくっているが彼は犯罪者ではない。基本的に不倫問題を騒ぎ立ててもまたかといった程度で個人的にはそんなくだらないことはもうどうでもいいとしか思えない。あまりにも不倫の話が氾濫しすぎている。不倫の話で熱くなる人たちはエネルギーがあってうらやましい。

だからといって犯罪じゃなかったら不倫してもいいのか?ということではない。まったく見当違いの反論だ。
不倫は倫理に反する行為であり、通常の理性をコントロールできる人ならそもそも不倫がばれて失うものがあまりにも大きすぎるため一般的な人は不倫はしない。
家庭崩壊をさせてまで不倫するメリットなど皆無なのである。

生物学的に考えたらなんらおかしいことではない

犬や猫等、去勢されたオスの動物は明らかに生気を失う。魂が抜けたような状態になる。同様に瀬戸選手も不倫が発覚して以降は一切不倫ができず去勢に近い状態になってしまったと考えられる。
不倫することによって今まで死ぬほど過酷なトレーニングを乗り越えることができていたのであればこれはかなりの苦しみだろう。
もし彼の活力源が不倫や性行為だったのであれば結果が出せないのは当然だ。

また彼は不倫という行為をしてしまったが生物学的には単に本能に忠実に従っただけといえる。人間やあらゆる生物は種の繁栄のためできるだけ多く子孫を残さなければいけないという生物的な本能を持つ。
彼は倫理や道徳心に欠けてはいたが、あくまでも生物的な本能に従っていただけといえる。だからといって実際に行動に移すかどうかは別問題であるが、彼の場合はその本能をコントロールが一切できなかった。人間としての理性よりも生物的な本能が勝ってしまった状態だ。
今まで生物的にワイルドに生きてきたからこそ良いパフォーマンスが発揮できていた可能性が高い。
精神をコントロールしてこそ一流のアスリートだという意見もあるかもしれないが、スポーツは目に見える結果が全ての世界だ。彼は常に高いパフォーマンスを維持するべく、倫理に背いて後ろめたさはありながらも不倫に及んでいたのかもしれない。

 

依存症の可能性

先述したように生物的にみればなんらおかしいことではない。なのでこれは病気とは言えない。だが、酒・タバコ・ドラッグ・ギャンブル等のようにやめられなかったり、精神や体調に異常をきたすような禁断症状が出るレベルであればそれは明らかに性依存症である。不倫しないと結果が出せない・不倫しないとトレーニングに打ち込めない。このような状態なのであればそれは何らかの対処が必要である。
家族がいて、スポンサーもいる中で今回不倫がバレてしまい大変なことになってしまった。だが不倫しないと結果が出せない、やる気が出ない。彼なりのジレンマもあったのかもしれない。
このような状態の場合同じ失敗を繰り返さないために何か別の方法を考えなければならない。あまりにも絶倫でコントロールができないならばそれは早急に対策が必要である。

 

お店を利用すべきだった。

格闘技界のトップで活躍する那須川天心は堂々と吉原のソープに通っていた。
社会通念上、不倫よりは明らかにお店を利用した方がマシではある。
友人や知人、スポンサーの会社の重役等を連れていけばバレてもいいわけはある程度つく。たとえ利用しているのがバレても不倫ほどのダメージはないだろう。那須川天心の場合は独身であるが、彼を参考にするべきだと思う。

 

再起を賭けて武者修行したらどうか

彼自身がまだ水泳を続ける気持ちがあれば単身で海外へ行くべきだ。
もし不倫をしなければ生きていけないのであれば家庭を持つのは難しいからまず離婚を視野にいれるべきだ。離婚をしたうえでメディアの目が及びにくい海外へ単身で修行することも考えるべきだと思う。
日本にいると批判ばかりでストレスが溜まる。海外であれば彼の不倫のことなど知る人はほとんどいないだろう。なのでバレずに性欲を満たせるのではないかと思う。
彼は元金メダリストのトップアスリートだ。体格も財力も水泳の実力もあるのでどこの国でも相手には困らないはず。更に強豪揃いのアメリカで整った環境でストレスなく集中してトレーニングできれば一石二鳥。まだ次のオリンピックのチャンスはある。

キャラを変えたらどうか

不倫をしたいのであれば先人に学ぶべきだ。石田純一のようにもはや開き直って不倫を公言している人間でさえ芸能界で生き残ることができている。もはや彼も開き直って堂々と不倫がやめられないと公言してしまえば楽になれるのではないだろうか。不倫アスリートという新ジャンルを開拓することも選択肢の一つとしてはありかもしれない。

 ※前提条件として競技で常に優秀な成績を修めていることが必須。

 

聖人ではない

トップアスリートだからといっても公私共に常に誠実だったり自制が効いた人間であるとは限らない。トップ選手は聖人ではなく一人の人間である。

我々はメディアやインターネットからの情報だけでしかほとんど情報を得ることはできないが、感情的になっている人たちはその人の本質をそもそも知らないのにトップに立つ人達に対して勝手にポジティブなイメージ(虚像)を作り上げ、素晴らしい人格を持った人間だと勘違いしてはいないだろうか。あるいはトップアスリートはこうであるべきだという勝手で一方的な固定観念や妄想を抱き、それが崩れたから裏切られたと怒ってはいないだろうか。

トップアスリートはスポーツで優れているだけであって必ずしも人格的に優れているとは限らない。

トップアスリートだろうがなんだろうが不倫をする人は結局してしまうのである。

完璧な人間などいないのだ。

 

最後に

瀬戸選手は不倫をして応援する人たち、特に家族を裏切ることになってしまった。

もし不倫がやめられない性分であるのならばもともと彼は結婚には向かないのではないかと思う。独身でいたならば今ほど咎められることはなかっただろう。

不倫は許しがたい行為かもしれないが、世の中には不倫する人もいればしない人もいる。たまたま彼は性欲も水泳もものすごい人だったということ。

他人夫婦の問題に感情的になるのはエネルギーの無駄遣いなのでこのような男女関係の話は常に冷静に見て、競技とは切り離して私は見ていきたいと思う。

最後の競技、普通に頑張ってたじゃん。