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検証:5月病は毎月病と名付けた方がいい。なぜなら俺は年中5月病だからだ。

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会社で定期的に届く福利厚生のメルマガで5月病に対して注意を促すメールが届いた。

基本的に5月病は入社・転職・入学など環境の変化によって引き起こされるストレスやそれによって体に不調を来すような症状の総称のことをさす。
更にゴールデンウィーク明けで長い休みの反動もあり、多くの人々は重度の会社や学校に行きたくない精神病が発動するのだ。
これは5月に限ったことではない。土日が基本休みの会社員の場合、ちびまる子ちゃんが始まった時間あたりからこの症状が出始めるはずだ。

それはいいとして、このメールで気になったところはこの部分だ。

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「6月病」もあると書かれている。これは初めて知った。
6月病についてGoogleで調べると以下の説明がかかれていた。

6月病とは、周りの環境が変化することによって、適応しようと緊張状態が続き、自分でも気づかないうちにストレスや疲労をため込み徐々に心や体に不調がでてきてしまうことをいいます。
これまでは5月病も含め、新入社員や新入生に当てはめられていましたが、近年では、新社会人だけでなく転職や異動・昇進などをした人や、
環境が大きく変化した子供や主婦にも現れることが分かっています。
引用元:https://www.japa.org/tips/kkj_1906/

 

なるほど。
6月病は初めて聞いた病名だが5月病とはほとんど変わらないのではないだろうか。
強いて言うならば5月病が完治せず症状が6月まで続いてしまった5月病の悪化バージョンということなのだろう。
違いがあまり分からないのでこのあたりで納得しておく。

こうなると疑問がわいてくる。
「7月病」「8月病」~というようにそれぞれの月が名付けられた病気があるのかどうかということだ。
早速Googleで調べてみた。

毎月あるのか検証

【7月病】

結果:あった


7月病について言及されている記事を見つけた。

今年は在宅勤務の推奨や勤務自体の縮小により、本格的な出社は5月下旬~6月から、という方が多いと思います。
すると、約1カ月後、すなわち6月や7月に「五月病」と同じような症状が出てくる可能性があります。

五月病」と同じような症状と書かれている。
五月病が7月に時間差でやってくるから7月病といったところだ。
とりあえずはあった。


【8月病】

結果:これもあった

この夏は、新人社員がメンタル不調を起こす「8月病」に悩まされるかもしれない――。
新型コロナウイルスの影響で遅れていた、新社員の初職場への配属が続いている。
例年関心を集める「5月病」の時期は、緊急事態宣言の外出自粛でほぼ何事もなく過ぎた。
しかし今年は夏休み明けが要注意だ。リモート研修から直接の配属といった、これまでにない要素も加わる。

コロナ禍によって入社の時期がズレたことによって起こる、5月病がそのまま8月にスライドしたパターンのようだ。
今年、あるいは昨年あたりからできた新しい病気なのだろう。
(実質5月病)

 

【9月病】

結果:やはりこれもあった。

「9月病」とはもともと、夏に長いバケーションをとる欧米などで、休み明けにうまく仕事に復帰できない人が陥る不調を指していたようだ。
日本でも、9月は夏休みが明けて仕事や学校が始まる時期。暑い夏に体力を消耗することも影響して、環境の変化についていけずに心や体の調子を崩すことを「9月病」と呼んでいる。
医学用語ではないが、急な環境の変化についていけずに、ストレスで心や体が悲鳴を上げている、病気の一歩手前の状態と捉えられるだろう。

 5月病となんら変わらないように見えるが、違いは生活習慣が違う欧米人がなる欧米版5月病といったところだろう。
日本で発症した場合は改善が全くせず五月病が末期化した状態のことを指すのかもしれない。


【10月病】

結果:なし。

10月病という言葉を使用して説明しているものはなかった。
だが10~11月の秋にかけて発症する季節性うつ病という5月病の更にヤバいバージョンのような病名のものは取り上げられていた。


【11月病】

結果:なし
10月と同様、季節性うつ病という風にとりあげられている。

 

【12月病】

結果:あった

二月病とは、俺らがかかりやすい病気である。

概要
ときはクリスマスイブ・・・

恋人のいない男性はこの日に近づくにつれて精神的ストレスが重荷になり欝になるという。

要するにクリスマスの時期の孤独感によるストレスということだろう。

 【1月病】

結果:あった

 欧州では、ほとんどの人が12月はクリスマスで家族や友人と集まって過ごす。1月になると、日常生活が戻った落胆を“一月病”ということができるかもしれない。クリスマスの食材やらプレゼントやら、忘年会も含めたパーティーなど…、12月は慌ただしく過ぎていき、ほっとひと息ついた1月に、ガクンと気持ちが落ち込んでしまうのである。

 また12月のクリスマスシーズン中に使ったクレジットカードの引き落としが1月に来る。経済的にも1月は厳しくなり、気持ちが落ち込む人も多いようだ。

 クリスマスやパーティーで楽しんだ後の反動からくるストレスということらしい。

 【2月病】

結果:なかった

なかったが、10月・11月同様季節性うつ病という言葉ヒットした。

 【3月病】

結果:なかった

※この結果も2月と同様季節性うつ病がヒット

 

4月病

結果:あった

もはや五月病という言葉に託けて毎月病気を作っている状況だ。

 

まとめると

月にまつわる病気はほとんど毎月存在するようだ。
このように考えてみると日本人は年中ストレス・病気に悩まされていることになる。

更に「〇月病」に言及された記事もあった

以上を踏まえてこれまでの内容と簡単に一覧としてまとめ、個人的に考えられる原因を追記すると以下のようになる。

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こうしてみると毎月ありとあらゆるストレスがあるということが分かる。まさにストレス社会だ。

 

最後に:対処法はあるのか?

率直に述べると私自身、常に5月病のようなものなので適切な予防法・対処法などはわからない。

だが、まずは体調を崩さないように常にどんなストレスがあるか心構え・予測をしておくことが重要だ。
また会社・学校だけの生活ではなく、例えばスポーツ・ゲーム・読書・ギャンブル・酒・夜の街関連等、なんでもいいので自分の生きがいになることを見つけていくことが病気の予防につながるかもしれない。
あとは結局のところ慣れてストレスと共存するしかないということ。
ストレスに溢れた世の中だがあまりに気にし過ぎるのも毒だ。ストレスをストレスと思わないある程度の鈍感力やスルースキルもこのストレス社会を生き抜くために必要とされるだろう。