7月31日、アメリカのバイデン大統領はアルカイダの最高指導者アイマン・ザワヒリ容疑者を殺害したと発表した。この殺害に用いられたミサイルがちょっとエグすぎるなと思ったのでおもわずつぶやき。
アルカイダ指導者の殺害、なぜこれほど正確だったのか 巻き添えなし - BBCニュース
朝日を浴びにバルコニーへ出たところを「忍者爆弾」の6つの刃で切り裂かれたザワヒリ(ニューズウィーク日本版) - Yahoo!ニュース
使われたのはAGM-114 R9X「ヘルファイア」、別名「忍者ミサイル」と言われるミサイルとされている。大きな特徴は爆発せずに切り刻むという点。弾薬の代わりに刀のような刃が取り付けられている。これを対象物に当てて切り刻むというものだ。
メリットは周囲に人がいても爆発しないため、周囲への被害を最小限に食い止められるという点。まさに暗殺のために生まれた武器だ。こういったものに名付けられるのは本意かどうか微妙なところだが確かに忍者的といえばそうだろう。
人力で刀で斬られるさまは何となく想像はつく。しかしこれが人間に命中したらどうなるのかは全く想像ができない。あまりに速いスピードで衝突するため、もはやこの刃は補助的な役割しかないのではとも思う。わずかに逸れて命中してしまったときの保険のようなもの。斬るというよりぶつけて押し潰すというのが正しいのではないだろうか。とにかく恐ろしい武器だなという印象。同時に武器の進化が感じられたニュースだった。