自分本位。

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北朝鮮が飛翔体発射(なんと今年4回目!) 対して日本は得意技:怒りの遺憾砲で対抗!

本日、北朝鮮がまたもやミサイルを発射した。しかも2発。wikipediaで確認したところ今年に入ってなんと既に4回目。驚くべきハイペースだ。

彼らのミサイル開発への執念、本気度がうかがえる。今朝もおはようございますと言わんばかりの挨拶がわりの二発を見事に発射。日本の排他的経済水域に落っこちたらしい。少なくとも月一以上のペースでミサイルと思しき飛翔体をぶっ放している感覚だが、もはや何度も打っているからという理由で許されている風潮にないだろうか。
「いつもやっているから」、「当たり前だからいいか」といった感じで半ば黙認されて放置しているようだ。居酒屋常連客の「いつもの(ミサイル)!」、「とりあえず生(ミサイル)!」的な感覚でこれが当然、普通のことであるかのように野放しにされているような気がしてならない。

北朝鮮がミサイルぶっ放し訓練をして日本の領海内にゴミをポイ捨てしていることに対し、毎回日本は「遺憾だ!」という通称遺憾砲という形のないミサイルを発射するのみに止まる。今回もやっぱり遺憾の意を表明した。

ミサイル発射をおなじみの行為にされてしまうと我々日本国民としてはこのうえなく遺憾だ。もはや得意技というか、これしか武器がないのだろうか。北朝鮮ミサイル発射からの→日本の遺憾砲という見えざる手で対抗。これはもはや様式美にすら感じてしまう。
結局は害の少ないゴミを捨てているだけという感覚であるから遺憾砲にとどまってしまっているのだろうか。当然この「遺憾砲」は相手には全く響いていない。響くわけがない。人造人間19号似の某北の王様のやりたい放題っぷりは見事なもの。父親譲りである。

毎回毎回ニュースに出てくる写真はどれも顔が違うように見えるが毎度の飛翔体発射同様、彼らの陽動作戦の一つなのかもしれない。

もはやこの状況が日常茶飯事になってしまい慣れているが、この状況は非常に良くない。しかし良くないと思っても我々一般庶民にとっては先日のトンガで起こった海底火山の噴火同様、どうすることもできない問題なのだが・・・。

「どうせ打ってもうまくいかないだろう」と思って舐めて放置していてもなにが起こるかわからない。世の中にはスポーツの大会のように番狂わせ、ジャイアントキリング的な展開だって起こっているのだからまさかの展開で日本まで飛んでしまって落ちることだってなきにしもあらずだ。好き勝手に自由に練習ばかりさせているとそのうち上達していく可能性があるということ。

こんな立場をずっと取っていたら、被害者の関係者の方々には失礼かもしれないが昔拉致されてしまった人たちの問題なんて解決など一生無理だと思ってしまう。悲しいけど、これが現実。ミサイルについてはおそらく一発でも日本に落ちて実害が出てからでないと動かないのだろう。