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「オエッ」となっていませんでしたか? ~嗚咽についてかんがえる~

オォエ!!!!!!】個人的に好きなゆめまる嗚咽集1【吐きたい人向け】 - YouTube

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「オエッ」っとなりませんでしたか?

子どもの時、よく「ウエッ」、「オエッ」とよくなっていませんでしたか?
言い換えると嗚咽やえずきといわれるものです。私は頻繁に「ウエッ」となっていました。

例えば、
・嫌いな食べ物を無理矢理食べさせられたとき。

・食べたことない食事が出てきたが、全く口に合わなかったとき。

・動物のウ〇コのニオイを嗅いで臭かったとき。

主にこのような状況で何度も私は「ウエッ」となってきました。他の子どもたちは全く「オエッ」となっていないのに自分だけなっている。なので劣等感や羞恥心をよく感じてきました。「オエッ」となると恥ずかしくて他人にバカにされる。周囲に負けるという考え方が染みついてしまいます。

ちなみに一般的に「オエッ」が普通と思われますが、私の嗚咽は「ウエッ」です。必ず「ウ」と発音します。

人生経験が浅く、知らないものばかりなので仕方がないことなのでしょう。まだ何が好きなのか、何が苦手なのか分かっていない年齢です。「オエッ」を経験することで学ぶのだと思います。

 

 

 

 

「オエッ」は体の拒否反応

オエッというのは本能的に体が拒否している証拠です。なので無理して食べたり受入れようとするのは禁物です。体に害がないとしても強いストレスがかかる事になり良いものとは言えません。それが許容可能なものである場合は徐々に馴らしていく必要があります。

 

「オエッ」となったものの例

子どものころ「ウエッ」となったもの・エピソード

①トマト

青臭い酸味が強烈にまずくて「ウエッ」。
小学生時代、強制的に食べさせられてトラウマに。


ピザのような加熱されたものは食べられますが未だに生では食べられません。

 

②チョコミントアイス

小学生時代のこと。友達の家で初めてチョコミントアイスというものを出されました。体に悪そうな危険な色と歯磨き粉のようなニオイと味で即終了。一口目から「ウエッ」となりましたが、もらったものを吐き出すことなど失礼なので絶対にできません。咳をしてしまった風を装い食べ続ける。周囲の友達は皆うまいと言って食べていましたが自分だけ必死に「ウエッ」をこらえほとんど噛まずに無理矢理飲み込んで完食。
まさにのど越し状態。クーリッシュが出るよりも先に飲むアイスを実践していました。自分も周囲に合わせてうまいといいながら誤魔化して事なきを得ています。

今でも食べられません。無理です。どう見ても色が・・・。

 

③動物のウ〇コ

家族と行った農園での出来事。羊が放し飼いにされており、当然そこら中にウ〇コ垂れ流し放題。あまりの臭さにひたすら「ウエッ」を連発。

動物のウ〇コのニオイがしばらくトラウマに。

 

大人になってから「ウエッ」となったもの・出来事

・極度の緊張

会社に入りたての頃、新人時代にパワハラ上司から難易度の高い仕事をさせられ、
極度のプレッシャー・緊張から「ウエッ」が止まりません。

結果的に自分の問題ではありませんでしたが、その案件はうまくいかず客先の信頼も得られずに失敗に終わっています。

 

・水茄子

飲み会で行ったバーでマスターから「旬のオススメですよ」と差し出された一品。
生でそのまま食べて「美味い」「甘い」「フルーツのようだ」等と周囲は絶賛していました。ところがどっこい、食べるとただ青臭いような、強烈なクセ。ウエッとなり、必死にこらえました。

涙目になりながらも無理やり酒で流し込んで事なきを得ています。

 

・つくし

仕事で行った、年配の方が経営しているスナックで出されたお通し。つくしを煮たようなものが出されました。そこらへんの雑草です。無理に決まっていますね。

エグみ、変な臭みがあり、食べ物ではないという固定観念もあり流石に食べられませんでした。そもそもそこらへんの雑草を食わすな!!

 

・奇妙な現象

まるで排水溝につまっていたような髪の毛のかたまりのようなものが定期的に車の左側の窓ガラスにベットリと付着していることがありました。あまりに気持ちが悪すぎて取って掃除をする際に何度も「ウエッ」といいながら掃除していました。取ってもまた後日、車の左側に付いているのです。本当に気持ちが悪い現象でした。

壁を隔てて駐車場の左側にはアパートがありました。そこの住人が故意に投げ込んでいたとしか思えません。

 

 

この世は「オエッ」に厳しい。

たとえ理不尽なことに遭遇しても公の場で「オエッ」をしてしまうと・・・
・失礼
・我慢ができない弱き者
・恥ずかしい
・汚い
・カッコ悪い
・情けない

このような否定的な見方をされてしまうケースが多いと考えます。一般的に、社会においては「オエッ」に対しては不寛容と思います。このようなプレッシャーは永遠になくならず「オエッ」は隠していくしかありません。

 

身体に異変が起こっている場合も

とはいえ、「オエッ」となるのは精神的な病気を抱えている可能性もあります。

www.yomiuri.co.jp

一流のアスリートが舞台で嘔吐するというケースがありました。この選手は精神的な病を抱えていたのです。「オエッ」となるのはなにか原因がある可能性があるため、否定的な見方をせずに冷静に見ていきたいものです。

極度のストレスやプレッシャーは時に嗚咽へつながることもあります。体の異常のサインかもしれないので軽視してはいけません。

medipalette.lotte.co.jp

 

 

「オエッ」を対策する術はなし

「オエッ」となると他人に対しネガティブな見方をしてしまいがちです。しかし純粋な体の反応ゆえ、「オエッ」を防ぐことはできません。また、ごまかすことも非常に難しいです。便意同様に抗えない生理現象です。もはや我慢が難しければ我慢する必要はないのでは?と個人的には思っています。

唯一の対策法としては、それまで学んできた経験を活かして危険を察知することです。「オエッ」となるかもしれないと気付いたらすぐさま避けるようにすべきです。

 

「オエッ」はすぐには改善されない。

脳や体が拒否しているので「オエッ」はすぐには改善されません。なので例えば子供の好き嫌いが多すぎて食べないからといって「オエッ」とさせながら無理矢理食べさせるのは禁物です。無理矢理食べさせたから早く慣れるわけではありません。逆にトラウマとなってしまう可能性が高いため徐々に馴らすことが重要なはずです。

また、大人になっても嫌いなものがあるように、人それぞれ嫌いなものがあります。嫌いなものは嫌いなままで良いはずです。「みんなちがって、みんないい」です。

 

「オエッ」は学び

「オエッ」となることで何が苦手なのか、また何を避けるべきなのか自分の中で区別をつけることができます。「オエッ」は大変苦痛を感じますが、多かれ少なかれ成長過程で通る道なのだと思います。人生経験では「オエッ」がつきものなのでしょう。

 

全ての人間は「オエッ」とする

「二日酔いで半日潰れてもうた」の写真[モデル:大川竜弥]

誰でも必ず苦手なものがあり、それに遭遇したときに「オエッ」としている。

多くの人間は飲み会で飲み過ぎてしまった過去があり「オエッ」としている。

ほとんどの人間は食中毒や風邪、その他なんらかの病気により「オエッ」としている。

このように我々の人生において「オエッ」はつきものなのです。人生の一部であり、決して避けられないものです。「オエッ」とすることは苦しみを伴います。人生において、できる限り「オエッ」とならないようにうまく立ち回ることが求められてくるのでしょう。