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投資が活発化 半導体関連 最近のニュース一覧まとめ(2022/8)


日々新聞を読んでいると、直近数ヶ月の間に半導体関連の明るい話題が最近続いているような気がした。なので分かる範囲でニュースを時系列で一覧にしてみたら、意外と多いことが分かった。
「日本はもう出遅れている」、「手遅れだ」等とネガティブな記事が散見される中、こうしてまとめてみると日本の半導体はまだチャンスがあるのでは?という風に全くの素人ながら勝手な希望を抱いている。

 

国内の半導体関連ニュース一覧

 

 

2021年11月

・政府はTSMCが熊本県に建設する新工場に約4000億円、アメリカのマイクロン・テクノロジー、キオクシアホールディングスなどへ設備投資費用の約2000億円をすると発表。(11/23)

 

2021年12月

・半導体の安定生産を目的として工場の設備投資補助を盛り込んだ法案が可決・成立。(12/20)

 

 

2022年1月

・半導体の国内生産能力の向上を目的として、政府は高等専門学校(高専)での人材育成に取り組む方針を固めた。(1/3)

【独自】「日の丸半導体」復権へ、九州8高専に専門課程…政府方針 : 読売新聞オンライン

 

・三菱電機が熊本の液晶モジュール工場をパワー半導体の工場にする方向で検討に入る。(1/6)

三菱電機、熊本の液晶工場をパワー半導体拠点に: 日本経済新聞


・富士電機が富士電機津軽セミコンダクタでSiC半導体の増産に向けた設備投資を実施すると発表。(1/27)

 

2022年2月

・東芝が石川県にある半導体工場に新たな製造棟を建設し、生産能力を2.5倍に増強すると発表。(2/4)
東芝 石川県の半導体工場に新製造棟建設へ 生産能力2.5倍に | NHKニュース

 

・DMG森精機は子会社のマグネスケール伊勢原事業所内に、計測用半導体レーザーの開発・生産を行う工場を新設すると発表。投資額は約30億円。2023年6月の完成目標。(2/10)


・TSMCとソニーグループは、熊本県に共同で建設する半導体工場の総投資額を約86億ドル(約9800億円)に増額すると発表。従来計画より投資額は約1800億円の増。運営会社にデンソーが約3億5000万ドル(約400億円)出資することも決定。(2/15)

 

2022年3月

・JX金属は茨城県ひたちなか市に新工場建設用大規模用地の取得を発表した。
半導体用スパッタリングターゲットや圧延銅箔等の生産の他、先端素材関連新規事業向けの拠点としての機能を目的としている。(3/16)

 

2022年4月

・キオクシアが、北上工場で第2製造棟の起工式を行った。投資規模は約1兆円。2023年完成予定。(4/6)

 

・京セラが鹿児島県の半導体向け部品の工場拡張を発表。2023年10月に稼働目標。投資額625億円。(4/20)
半導体部品を増産するため、鹿児島川内工場に新工場棟を建設:工場ニュース - MONOist


・デンソーとユナイテッド・セミコンダクター・ジャパンが、USJCの300mmウエハー生産工場(三重県)でパワー半導体製造での協業に合意。日本初となる300mmウエハーでのIGBT生産を、2023年上期に開始予定。(4/27)

eetimes.itmedia.co.jp

 

2022年5月

・ルネサスエレクトロニクスは2014年に閉鎖した甲府工場を24年に再稼働させると発表した。約900億円かけ生産ラインを整備する。(5/17)


・イビデンが岐阜県に建設予定の新工場で主力製品「半導体パッケージ基板」の量産を行うと発表。2026年後半の量産目標。(5/25)
イビデン新工場、半導体部品26年にも量産 インテル対応: 日本経済新聞


・古河電気工業が半導体製造工程用のテープを製造する三重事業所内に新工場を建設して生産能力を増強することを発表。投資額70億円。2025年4月から量産を開始。(5/26)

 

・半導体研磨材料大手のMipoxが栃木県鹿沼市に新工場を設立。(約30億円)半導体ウエハーの受託研磨加工サービス拡大のねらい。

Mipox、半導体ウエハー研磨受託の新工場 能力3割増: 日本経済新聞

 

2022年6月

・ロームが福岡県の工場に新設したSiC半導体生産棟の開所式を開いた。SiCの生産能力を25年度までに22年度比6倍以上に引き上げる目標(6/8)

 

・産業技術総合研究所つくばセンター内にあるTSMCジャパン3DIC研究開発センターの開所式が行われた。(6/24)

TSMCはなぜ台湾外初となる3DICのR&D拠点をつくばに設立したのか:FAニュース(1/2 ページ) - MONOist

 

2022年7月

・半導体製造ラインの排ガス処理装置を製造販売するカンケンテクノが熊本県玉名市と立地協定の調印式を開いた。同社は15億円を投じて新工場を建設する。2023年1月に着工、同年8月の操業開始を予定。(7/5)

半導体関連装置のカンケンテクノ、熊本・玉名市に新工場: 日本経済新聞

 

・半導体製造装置用チラーを製造販売する伸和コントロールズは、修理サービス拠点を新設した。賃貸建屋を約4800万円かけて改装し西日本サービスセンターを開設。(7/8)

半導体関連の伸和、長崎に新拠点 精密空調の保守強化: 日本経済新聞

 

・空圧機器・自動機を手掛けるCKDが石川県に半導体製造装置に使う部品を製造する新工場建設を発表。新工場に120億円を投資する。2023年春着工、2024年春の稼働目標。(7/12)

【石川】CKD 小松に新工場 半導体製造装置向け部品 来春着工:北陸中日新聞Web

 

・キッツは半導体の製造ラインで用いられるフィルター製造の工場を長野県茅野市に建設すると発表。投資額は約34億円。(7/13)

キッツ、長野県に新工場 半導体製造向けフィルター: 日本経済新聞

 

・半導体製造装置を手掛けるKOKUSAI ELECTRICが2025年3月期までに新工場を建設する。投資額は推定200億~300億円。(7/20)

半導体装置のKOKUSAI、富山に新工場 生産能力倍増: 日本経済新聞

 

・日揮ホールディングスと子会社の日本ファインセラミックスは宮城県富谷市内に新工場を建設すると発表。半導体需要の高まりを受けて増産をはかる。新工場では半導体製造装置用セラミックス、パワー半導体用窒化ケイ素基板を製造予定。投資額は約100億円となる見込み。(7/21)

日本ファインセラミックスが宮城・富谷に新工場建設へ 100億円投資、従業員200人規模 | 河北新報オンラインニュース / ONLINE NEWS

 

・住友金属鉱山は次世代パワー半導体材料の基板となる新たなウエハーの開発に向け、試作品用の設備を新設すると発表。2024年3月の完工予定。(7/22)

住友鉱山、パワー半導体材料の開発設備を新設: 日本経済新聞

 

・日本政府は、キオクシア及びキオクシアと米半導体大手ウエスタンデジタルの合弁会社から共同で申請があった先端半導体の生産設備整備計画を認定した。最大で約929億円の助成金を交付する。(7/26)

 

・デンソーがEVに必要な電圧を調整するパワー半導体において電力損失を約2割削減した製品を開発。(7/26)

 

・半導体関連などの機械装置製造を手掛けるプレシードが鹿児島県さつま町に新工場を建設する。他社が所有する工場を改装し10月に稼働予定。(7/29)

半導体関連装置のプレシード、鹿児島・さつま町に新工場: 日本経済新聞

 

 

2022年8月

・住友化学は次世代パワー半導体開発を手がける子会社のサイオクスを10月1日付で吸収合併すると発表した。(8/1)

住友化学、パワー半導体子会社吸収合併 開発加速: 日本経済新聞

 

・半導体製造用化学材料の東京応化工業が郡山工場に新検査棟を建設。投資額は約90億円。(8/6)

福島・郡山に新検査棟: 日本経済新聞

 

・ダイセルが半導体材料や自動車部品用の樹脂材料を増産する。2025年度までに計1400億円を投じて生産設備を整える。(8/8)

ダイセル、半導体など1400億円投資 たばこ向け縮小: 日本経済新聞