自分本位。

株とモノ批評、時々小話。なんでもことばに。

投資メモ:シリコンについて

ここ数ヶ月間は
・海運
・半導体
・天然ガス
・原油
・金利
・銅
・アルミ

ニュースやSNSでは主にこの辺りの価格や需要についての話題が特に取り上げられることが多く、自分でもこれらを多少気にしていました。
ですが、あまり目立たないところで密かに(?)需要が高まっているものが色々あるんだなと気づかされました。
コロナで世界の産業が一気に停滞していたので収束しはじめた時の反動でこうなって当然といえば当然なのでしょう。
投資では目先のことばかりではなく先にあるストーリーをある程度予測する力が問われるのだと実感しています。

現在シリコンの需要が高い

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最近仕事で耳にした情報ですが、シリコンの需要が高まっていることを知りました。

jp.techcrunch.com

 

尚、しばらく前から動きは既にあったようです。

toyokeizai.net

 

news.yahoo.co.jp

 

そもそもシリコンがどんな物に使われるのかが分かりませんでしたので少し調べました。シリコンの用途は半導体・太陽電池・金属製品(自動車部品、産業機械部品)・オイルやゴムなどの化学製品、化粧品、ガラス等多岐にわたるようです。私たちの生活において欠かせない原料ということでしょう。

シリコンといえばシリコンウェハのSUMCOを思い浮かべますが、シリコンウェハはシリコンから作られるもののようです。SUMCOは中間のメーカーであり更に上流にはいろいろな企業の存在があるのだと勉強になりました。

ja.wikipedia.org

 

シリコンの原料はケイ素(シリカ)と呼ばれるものから作られます。
これは主に地殻にある鉱物(石)から取れるものです。これは地球上にある元素で酸素の次に多い元素となり、埋蔵量は豊富にあるようです。
参考URL:http://mric.jogmec.go.jp/public/report/2014-06/30.20140601_Si.pdf

※リンク先はPDFとなります。

 

シリコンのもととなるケイ素の採掘量については中国がダントツの一位、次いでロシア、アメリカ、ブラジル、フランス辺りが主に採掘の上位を占めているようです。※シリコンも同様
中国の電力不足が最近問題になっていますが、ケイ素の採掘やシリコンの生産にも当然影響が出るだろうと予測ができます。そうなれば供給が滞り、価格が少なくとも一時的には高騰していくだろうということもなんとなく予測がつきます。
これが関連する銘柄の株価に直結するのかどうかというところまでははっきりわかりません。資源が豊富にあるということからもあまり影響しにくいかもしれないですが、もしかしたらと思い関連銘柄を調べてみました。

 

関連すると思われる銘柄

日本

・信越化学工業 (4063)

・トクヤマ (4043)

・日本化学工業 (4092)

・日本ファインセラミックス(6929)

 

アメリカ

USシリカホールディングス $SLCA

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日本株は価格的にそもそも買えないっていうのもありますが、チャートもあまり良く見えませんでした。気になる銘柄は$SLCA。平均線はゴールデンクロスしています。動向を注視していきます。