バタークッキーは飽きない。スイーツはいろいろあれども不変である。バターの香り、食感が素晴らしく古き良き伝統的な味だ。見知らぬバタークッキーであっても外すことは滅多にない。バタークッキーは安定したパフォーマンスを発揮してくれる。
小売り店にたくさん並ぶバタークッキーの中で果たしてどれがうまいのか食べ比べしたくなった。今回は全7種類のバタークッキーを食べ比べした。
比較対象一覧
今回食べ比べしたのは以下7種類のクッキー。
・森永 ムーンライト
・ブルボン セブーレ
・不二家 ホロル(ショートブレッド)
・Tohato ソルティ・バター
・日清 ココナッツサブレ<発酵バター>
・ミスターイトウ バタークッキー
・ブルボン バタークッキー
クッキーと名乗っていないものも入っている。あまり変わらないので今回は比較対象に入れた。価格は100~180円程度となっている。
マイベストバタークッキー3選
食べ比べを行った結果、私のベストバタークッキーは以下の3種類に決定した。
①森永 ムーンライト
ムーンライト | ビスケット | 菓子 | 商品情報 | 森永製菓株式会社
まさに定番といえるような王道バタークッキーである。安定感がありバタークッキーといえばこれ。という人も多いことだろう。クセがなく親しみを感じる優しい味わい。長年愛される理由が分かる美味さとなっている。170円程度するのでバタークッキーでは高めの価格設定となっている。
②不二家 ホロル(ショートブレッド)
新進気鋭のバタークッキー。ホロルという名前の通りほろほろする食感とバターの強い香りが特徴。白くて滑らか見た目が美しい。こちらは180円程度となっていて強気の価格だが、食べればそれが納得いく旨さだ。あまりスーパーで見かけないのがネックである。
③Tohato ソルティ・バター
これでもかという位の柔らかさが特徴。口に入れるとサクッ、ほろほろっと一瞬で砕けて溶けるような口当たりがおいしさの秘訣。他のバタークッキーとは違い、塩バターとあるように塩分がそこそこ強めに感じられるが全く違和感はない。しかし塩が入っていることにより、多少好みが分かれやすい可能性がある。塩バターという点と食感の面で他と差別化を図っている点がユニークであり上手く行っていると感じられる。ちょっと違うバタークッキーが食べたくなった時にもオススメ。
ランク外だけど優秀だったもの
日清 ココナッツサブレ<発酵バター>
惜しくもベストから外れてしまったが、これは大変優秀だった。クッキーとは名乗っていないがさほど変わらない。どちらかというとクラッカーに近い。サクサク・カリっとしていて軽い口当たりが特徴。近所では100円を切る値段で売られていてコスパが最良。バター感がしっかり感じられて香りも良い。この値段にしてはかなり旨い。
ネックなのは5枚4袋という構成。一度開けると全て食べきらなければならない。個人的には3枚一袋くらいにしてくれると助かるのだが。。。
落選したクッキーについて
ブルボン セブーレ
他と比較すると全く特徴がない。味も香りも全て平凡。バター感はあまり感じれない。ただ甘いだけのクッキーのような感覚で、あまり記憶には残らなかった。
ミスターイトウ バタークッキー
バターよりも卵の香りを強く感じるクッキー。素朴な味わい。100円以下で売っているところが多く安さが売り。他と比べると味は劣るという印象。
ブルボン バタークッキー
花、あるいは紅茶のようななんだかよく分からないバターではない独特でクセのある香りがまずやってきて鼻につく。味は文句ないが香りの部分で「うわ、なんだこれ」と思ってしまいあえなく落選。
結局は人の好み
奥様にも選んでもらったが順位付けをしてもらったところかなり違いが出た。
①ムーンライト
②ココナッツサブレ
③セブール
④ブルボン バタークッキー
⑤ミスターイトウ バタークッキー
⑥ホロル
⑦ソルティ
このような順となった。ムーンライトとココナッツサブレは似たような結果だったがそれ以外はバラバラ。ソルティは塩の味が嫌だったとのこと。人の味覚はバラバラだということが分かる結果になった。結局は自分に合ったものを自分の舌で確かめることが必要だろう。
最後に
どれも同じように見えたがバタークッキーといえど、食べ比べをすると細かな差があることがはっきりと分かった。やはり食べ比べるとうまい物は明らかに他とは違う。特に私が推すのはホロルだ。これは別格の美味さだった。
尚、7種類のバタークッキーを一度に食べ比べしたところ胃が痛くなった。私のように食べ比べしようと思った方は要注意。胃がそこまで強くない場合、一度に食べる量は少量に留めておいた方が良いだろう。