ニュースサイトcnetはアメリカの新興企業Alef Aeronauticsが米国時間10月19日に空飛ぶ車の「Alef」のプロトタイプである「Model A」を発表したと報道した。
価格は日本円にして約4500万円。2025年以降に富裕層をターゲットとして販売が予定されている。なお、公式ウェブサイトではすでに予約受付も開始している。
これまで他社で発表されてきたeVTOL(空飛ぶクルマ)とは全く異なる点は、空中を飛行できるだけでなく陸上も走行できるという陸空両用の設計となっている点だ。
同社は今後2035年頃には日本円にして約530万円という低価格の「Model Z」を投入したいとも言われている。非常に夢のあるデザイン・設計ではあるが、現在までにいずれも試験飛行は行われていない。
同社が開発するこれらの機体は設計上の課題だけでなく、航空局の認可や個人所有になるという点など、課題が数多くあるとされることから否定的・懐疑的な見方をする人もまだまだ多いのではないかと思われる。現在、投資が盛んにおこなわれているeVTOL分野においてどれだけ多くの資金調達ができるか、また今後数年でどれだけ開発が進むかに注目していきたい。
生きている間、映画ブレードランナーのように空を車が飛び交う世界がとにかく実現してほしいと願ってやまない。
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