ウォールストリートジャーナルによると、e-bike(スポーツテイストのちょっとお高めな電動アシスト自転車)を移動手段として使用するアメリカ人が増えているらしい。
ざっくり記事の内容
・記事で取り上げられているアメリカ人はガソリン価格の高騰から、所有している自動車を下取りに出してe-bikeを購入。平日毎日、往復29kmの道のりをe-bikeで移動しているという。
・昨年の米国内でのe-bikeの売上は88万台にものぼるという。これはハイブリッド車以外のEV車の販売台数48万台をはるかに超える。欧州では昨年5000万台、中国では3000万台以上を販売している。
・近年のEV需要により、バッテリー工場が急増している。このことでこれまで存在しなかったevスクーターやe-bike等といった自動車以外での移動手段を可能にし選択肢を増やす結果となっている。
・e-bike販売台数は2019年から2021年にかけて3倍以上に増加した。
・自動車や燃料価格の高騰をきっかけに、車の代替としてe-bikeを使用する動きが出ている
・e-bikeにかかる電気代(充電代)は年間およそ7000円程度。
・シマノやジャイアントといった大手自転車メーカーもe-bikeに積極的に投資している。
・歩行者との接触事故、道路環境の整備、部品・バッテリー価格の高騰、供給問題などといった課題がある。
日本では
日本国内では一部の間で人気を博しているのがMATE Xと呼ばれる自転車だ。デンマークで誕生したこの自転車はクラウドファンディングで19億もの出資をうけて作られた。
Eバイクの大本命、「MATE. X」に乗ってきた! | エレクトロニクス | LEON
太いタイヤが特徴でお洒落で男性受けしやすいデザインとなっている。お値段は約35万円からとなっている。
↓他にはファッション雑誌で有名なsafariからこんなe-bikeが販売されていました。
中古バイク販売大手のバイク王は今年新たにe-bike専用のネットショップを、そしてパナソニックはスポーツタイプの電動アシスト自転車の新ブランドを立ち上げている。国内での動きも徐々に活発になってきている雰囲気が感じられる。news.bikebros.co.jp
感想
確かに太いタイヤのe-bikeは男心をくすぐるカッコイイ自転車だ。日本で流行らそうとしている電動キックボードなんかと比べるとよっぽど安全に思えるし、カッコイイ。
しかしながら問題なのは価格だ。30万以上となると高すぎるという印象があり手が出せない。燃費が良く経済的なスクーター(原付2種)の購入を優先して検討するレベルだ。とはいえ、免許を持たない・必要がない都心部に住む人にとってはメリットがある乗り物なのかもしれない。移動手段に選択肢が増えることは良い事だ。今後どんな自転車が出てくるのか楽しみである。