自分の財布になんら関わりのないことだが、普段使用する方向けにメモとして記載。
品番・商品名検索結果 | TOTO:COM-ET [コメット] 建築専門家向けサイト
勤め先のトイレの手洗場はTOTO製の自動で泡が出てくるタイプとなっている。(蛇口・石鹸・ドライヤーが一体となったタイプ)
補充する際の石けんはTOTOが販売する「THZ4」という純正の石けんが基本となっている。
THZ4 | TOTO:COM-ET [コメット] 建築専門家向けサイト
今回、石けんが切れかけいたため手配をかけようとサイトを見ていたところ、TOTO製の石けん液は高すぎるということに気が付いた。節約したところで自分の得には全くならない。しかしこれを使っている人へのお役立ち情報としてメモを残す。
基本はこれを使ってほしいらしい
ホームページには、
他社の水石けんは、おすすめしておりません。
本商品(オートボウル)の性能・品質を保つため、水石けんには、下記の「TOTOオリジナル石けん液」のご使用をおすすめします。
と堂々と書かれている。
「TOTOオリジナル」と書かれているため、TOTOが作ったかのように思われるが実際そうではない。(詳細は後述)
修理方法(パブリック向け)|修理施工ナビ| COM-ET(コメット)|TOTO
また、上記ページには使用できる他社が販売する石けんが一応かかれてはいるものの、基本はあくまでもTOTOの水石けんを使えというスタンスは崩さない。それだけ自信があるということがうかがえる。
これらを読むと、安心して使用するためにはついついこの石けんを使わなければいけないと錯覚してしまう。しかしこれを鵜呑みにせずに調べることが重要だ。
石けんの詳細をみる
Amazonに大きなパッケージ写真が掲載されているので詳細を確認。
販売名:アルボース薬用水石鹸IP-b
製造販売元:アルボース株式会社
おい、TOTO作ってないじゃん!!!なにそれ~!?
これならば、製造元であるアルボースという会社が出している石けん液で問題ないのでは?となる。
なお、製造元の㈱アルボースはアルコール消毒液・消毒関連用品を製造する日本を代表する企業だ。コロナウイルスの流行を機に、多くの医療機関や施設で同社製品が使用されているのを目にする人は多いはず。TOTOブランドを掲げたものでなく、アルボース社製を買えば良いじゃん。と思った。
製造元の石けん
調べたところ、アルボース社製の類似品の石けんは「アルボース薬用水石鹸iグリーン」だ。
販売名はアルボース薬用水石鹸IP-gn。
TOTOでの販売名はアルボース薬用水石鹸IP-b。末尾のアルファベットが違うだけ。gnかbかどうかの違いだ。これはグリーン(gn)、ブルー(b)かの単なる色違いなだけなのではと勝手に解釈した。
実際に比較
TOTO石けん液(アルボース薬用水石鹸IP-b)
成分:イソプロピルメチルフェノール
その他成分、K石けん用素地、エデト酸塩、イソプロバノール、香料、緑201
アルボース薬用水石鹸iグリーン
成分:イソプロピルメチルフェノール
その他成分:K石けんよう素地、エデト酸塩、イソプロバノール、緑201、緑204、黄4
違いは香料があるかどうかと色(着色料)だけだった。成分の配合量などにもしかしたら違いあるのかもしれない。これならやっぱりアルボース社製で問題なさそうだ。
修理方法(パブリック向け)|修理施工ナビ| COM-ET(コメット)|TOTO
使用可能な他社石鹸として掲載されているので問題なし。
価格
大事な価格をチェック。価格はモノタロウでの比較。(税別)
THZ4(TOTO) 4L: 3,790円
アルボース 5L: 1,890円
アルボース薬用水石鹸iグリーンが1リットル多く、価格も2,000円近く安い。これは圧倒的な差だ。これならばアルボース社製を買った方が良い。
さいごに
このようにみると圧倒的に製造元で買った方がコスパが良いように見える。しかし、もしかするとTOTO製の物とアルボース社製の石けん液には何か見えない違いが隠されているため価格が違う可能性も否定できない。また指定のものを使用しないと故障する可能性があるとプレッシャーもかけられているため、どうしても安心して使いたいという場合はTOTO製を使うのが望ましいだろう。決して利益目的のためにブランド名を変え容量を減らして高く売っているわけではないだろうと思う。いずれにせよ今後は価格重視でアルボース薬用水石鹸iグリーンを使うことになるだろう。