自分本位。

株とモノ批評、時々小話。なんでもことばに。

詩のようなもの:自転車

いろんな自転車のこぎ方がある。

他人が自転車をこぐ姿を観察するのは意外と面白い。

人のこぐスタイルはさまざまだ。

 

姿勢正しくこぐ人

ハンドルから手を放してこぐ人

立ってお尻を振っている感じでこぐ人

ゆっくりと慎重にこぐ人

危なっかしそうにふらふらしながらぎこちなくこぐ人

スピードを出して一生懸命にこぐ人

何かに遅刻しないように全力でこぐ人

辛辣な表情をしてこぐ人

気怠そうな表情をしてこぐ人

好きな歌を口ずさみながらこぐ人

面倒くさそうにこぐひと

快活で楽しそうにこぐ人

友達と話しながら並んでこぐ人

ライバルと競争してこぐ人

仲間と縦一列になってこぐ人

親子で並んで一緒にこぐ人

タバコを吸いながらこぐ人

スマホを片手でいじりながらこぐ人


自転車のこぎ方やこいでいる時の表情はたくさんある。

自転車のこぎ方にはそれぞれのストーリーがある。

ただ道をゆくだけではない。人生の道もそこには描かれている。

 

せっせとただひたすらに、じてんしゃこいでゆけ

せっせと前を向いて、じぶんの人生こぎすすめてゆけ

 

 

信号待ちでインド系の男3人組が自転車で颯爽と目の前を通り過ぎた時に思いついた詩