自分本位。

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今日のひとこと:日本にあるロシア料理店への嫌がらせレビューが発生

ロシアによるウクライナへの攻撃は全く収まる気配がない。何の罪もない子供たちも犠牲になり、一刻も早く落ち着いてくれと願うばかりだ。世界からの批判を浴びようともそれを無視して攻撃を続けるロシアに対して大多数の人が嫌悪、憎悪を募らせている。

戦争を反対する思いや、戦争そのもの、戦争を指示したロシア大統領へ怒りの感情をぶつけることは決して悪いことではない。しかしながらごく一部、怒りの矛先があらぬ方向へ向いてしまっているなんとも悲しい事態が起こっている。

日本全国にあるロシア料理店への嫌がらせレビューが書き込まれている。

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嫌がらせをするべく新たに作ったと思われるアカウントで酷評とあわせて、店とは全く関係のない戦死したと思われる兵士の画像をアップロードする輩も発生。

コロナ禍において、クラスターを発生させた店舗に対しレビューで悪口を書きこむ人間や、他県ナンバーの車のドライバーへ嫌がらせする者もいたが、こういう事をする人間がどうにも後を絶たない。「それとこれとは話が別」な事に気付いているのかそうでないのか分からないが、なんでそんな考えに至るの?という残念な気持ちだ。これは単なる差別・いじめである。当然だがロシア人が悪いわけではなく、戦争を起こした人間が悪い。まさに風評被害。

自らの正義を振りかざして押し通そうとするという点においてはロシア大統領のしている事と何ら変わりはない。これは身近な弱者を攻撃するという単なる自己満足の誤った私刑でしかない。

こういった点において、見えにくい所でもたくさんの被害者が生まれているということが分かった。戦争は悲しみしか生まない。