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フードデリバリー配達メモ:外国人の「すぐできる」は信用するな!

以前、フードデリバリーの副業でインドカレー屋が遅すぎるという主旨の記事を投稿した。

インドカレー屋については遅いことは既に分かり切ったことなので、到着して既に料理が用意されているといった期待はしていない。最低5分は待つことを承知の上で配達を受けるようにしているのでそこまでストレスはなくなった。
しかしながら、先日インドカレー屋をはるかに超えるとんでもなく遅い店に遭遇したので今後フードデリバリーを始めようと思う人に向けて注意事項を書き記しておく。

外国人の「スグデキル」は信用してはいけない。

だいたいの注文客はあらかじめ時間を逆算して早めに注文してきているはず。できるだけ時間通り、あるいは早めに届けられるに越したことはない。(その方が効率も良い。)中には今か今かと待ちわびている客もいるだろう。
なので時間がかかりそうだと思ったら到着して店員に何分くらいかかるかを訊ねるようにしている。
※あと何分くらいかかるか気になる客もいるだろうし、あと何分くらいで料理が出来るか連絡があれば多少は客も安心するだろうと思い確認するようにしている。

特に外国人の店であるパターンだが、あと何分くらいかかりますか?という問いに対し、

  • 「スグデキルカラ!」
  • 「スグ!」
  • 「スグデキルヨ!!」

このような事を言ってくることがある。

相手を安心させるために言っているつもりなのだろうが、外国人の店の場合はこういった返事をされて経験上100%すぐに出来ないので注意が必要だ。当然だが、これから作りはじめようとしている時点で「すぐ」ではないのである。

実際にあった事例

先日DiDiフードの配達で初めて配達依頼を受けた韓国料理の惣菜店はインドカレーをはるかに超える遅さだった。到着してから料理完成までかかった時間は約30分。

店は韓国人と思われる年配のご婦人の店主が一人で経営していると思われる惣菜店。かなり年季が入った建物でまさに「きたなシュラン」的な店。店内・調理スペースは整理整頓もままならず、物で溢れかえり一人で仕事するのがやっとといった状態。衛生的にちょっと心配になったが、客ではないし長年これでやってきていると思われるのでそこは見て見ぬフリ。注文客が実際に店に訪れたら引いてしまう人もいるレベルだった。そんな店から配達依頼があったが、たまたま注文が重なっていたこともありとにかく遅い。

店内が整理整頓されていないことや、年配(失礼ではありますが)ということもあり、非常に手際・効率が悪く料理の包装にもかなりの時間もかかっていた。先に来ていた別の配達員もあまりの遅さに去り際に店主に何か注意して若干キレていた。

ヤバいと思い、あと「何分ぐらいかかりますか?」と訊ねたところ、「スグ!スグデキルカラ!!」が発動。当然ながら注文客に「すぐできます」なんて連絡はできるわけがない。とりあえず、時間がかかっているので待ってもらうように連絡だけは入れておく。結局、「スグデキルカラ!」から10分以上かかってしまった。以来、この店の配達は暇で全く注文がこない時以外は断るつもりである。

対処法について

これについては自身の問題ではないためこれといった対処法はない。

遅いからと言って何度も訊ねて急かすと失敗したり余計遅れるといった可能性がある。急かしても大きく時間は変わらないのでじっと待つしかないのだ。注文客へは情報を逐一メッセージを送ることぐらいしかできない。客が痺れを切らして注文キャンセルするかもしれないが作る側が遅いのでそれも仕方がないことだ。

通常、日本人の店であれば訊ねると〇分くらいかかりますと答えてくれる。そしてその回答からだいたい大幅に前後するということはない。しかしながらこれまでの経験上、外国人の店の場合は「スグ」とか、「〇分」と答えても大幅に遅れるケースが当たり前である。

補足

中華料理店の中国人は比較的てきぱきとこなしそこそこ完成が早いという印象。店によるが作りはじめでも料理があっという間に完成することが多い。基本的に大きな中華鍋を使って強い火力で一気に炒めるだけというそこまで手間のかからない料理が多いからなのかもしれない。
もしくは中国雑技団、少林寺拳法や太極拳、あるいはほぼ国技といえるであろう体操や卓球といった俊敏性・緻密さ・正確さが要求されるような動きが遺伝的に刷り込まれているのかもしれない。中華料理屋については例外あり。