自分本位。

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フードデリバリートラブル事例:到達不可能な陸の孤島的アパート

先日、フードデリバリーの配達で到達困難なアパートに遭遇した。
暗い中はっきりと道が見えなかったせいもあるかもしれない。だがとにかくアパートにたどりつけないのである。

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これが今回到達できなかったアパートの周辺地図。黄色が目的のアパート。

周りは見事に建物に囲まれていてまさに陸の孤島状態。ここのアパートの住人達はどうやって生活してんの??アパートの敷地からでられなくね??

宝くじ売り場のおばちゃんってどうやってあそこに入ったの?っていうネタを思い出す。グーグルマップで再確認してもやはりこれと似た物を感じる。

配達先の情報を確認すると、住所・アパート名の他にヒントが書かれていた。

  • ヒント①:ゴミ箱が目印
  • ヒント②:一戸建ての敷地内。

これがわずかな手がかりだ。


最初は南側の民家の間から入るのかと思ったがフェンスがあるため進入できなかった。
次に考えたのはローソン裏側にある駐車場だ。ここから進入を試みるもアパートの前に民家が立ちはだかっている。ここもダメ。
最後に試したのは北側の通りに出てアパートの東側(地図右側)から入る方法。だがこれもフェンスに阻まれてダメ。

結局分からなかったためギブアップし、客に電話した。すると上から目線のめちゃくちゃ威張り口調の男が出た。
「お前いまどこいんの?」からいきなり始まった。
「ローソンの近くです。」と答える。
「じゃあローソンの前から並木町通り(仮称)の方向に向かって進んで。そうするとゴミ箱見えるだろ?」

こう言われて歩くが、ゴミ箱らしきものは全くない。しかも並木町通りってなに??(けやきの並木大通り(仮称)なら知っている。)
しばらく問答を続けるものの、まったくわけが分からずにドツボにはまる。
そもそも並木町通りというのが分からないので訊ねてみた。
「並木町通りが分からないんですが、けやきの並木大通りのことですか?」と訊ねると「ちげーよ、並木町通りだ」と言われる。
全く答えはです、この後も散々問答し、結局わからないまま終了。客が痺れを切らしてローソンの方まで出てくると言うので待った。(さっさとそうしろ)

待つと小太りにしたフットボールアワー後藤のような姿をした客がなんとローソンとアパートの狭い隙間から出てきた。

「え?ここ?!?!」とこちらは動揺を隠せない中、とりあえずこちらが謝るしかないので謝る。

早く商品渡せと言われ渡すと「お前配達何年目だ?」ときかれたので「1年目です」と答えた。最後に「次から気を付けろよ」と超上から目線で言い去っていった。しかし入り方を説明してもらえないと気を付けようがない。結局説明なく終わって去っていったのでこちらは何も改善のしようがない。一方的に終了された。

 

正解(推測)

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こちらは正解を加えた図。

自宅に帰ってから会話を思い出して整理してみた。結局分からずじまいで終了したが、推測すると正解は赤矢印のルートである。他人の庭を通りアパートに行くパターンだ。おそらくローソン裏の駐車場から入り戸建て民家の前を突っ切りアパートに行く。これしか方法がない。

初見で行くと「え?こんな所通るの??」といった感じで普通の感覚だと絶対に通らない場所である。一般的な常識を持ち合わせている人であれば、勝手に関係ない人の家に入るわけにはいかないという感覚が働いてしまい、敷地内に足を踏み入れるのを絶対にためらう場所となっている。ヒント②の戸建て敷地内という情報から推測するときっとこれだ。
ヒントであるゴミ箱は帰宅後、ストリートビューで確認しても見当たらなかった。他に目印となるようなものは何もなかった。

また、客から何度も言われた並木町通り(仮称9だが、グーグルマップにはそんな通りの名は存在せず実際には正式名称は「けやきの並木大通り(仮称)」であった。

 

対処法

これについては対処法はないと断言する。いきなり配達しろと言われても無理がある。どう考えても不親切だ。客に出てきてもらうか、客が説明を分かりやすく工夫しなければならない。改めて述べるがこの件についての対処法はなしである。アパートの立地・客の性格どちらも悪いものが重なり運が悪かったとしか言いようがない。

簡単に説明するとするなら、「ローソンの裏に駐車場があります。奥に進むと戸建てがありますが、戸建ての前(庭)をそのまま突っ切ってもらうとたどり着けます。」
とかもっと書き方や説明の仕方があるだろうと思う。