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薬物依存症で入院・手術することになった話(鼻炎)

今週、約一週間程度薬物の使い過ぎによる依存症の手術で入院することになった。
ヤバい病気でもなんでもなく、簡単に言うとただ鼻の通りを良くする手術という大したことない手術である。
鼻の中をゴリゴリ削ったり余計な部分を切り落として形を整える手術と聞いている。

経緯・症状

2年程前、花粉症と風邪を同時に罹った時があった。
その際まったく鼻呼吸ができなくなってしまった。苦しさのあまり市販の点鼻薬を使ったところ改善。
これが悪夢の始まりだった。それ以降止められなくなってしまったのだ。まさに薬物依存症である。
2年経過した現在も使い続けている。

薬について

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これが2年以上愛用している薬だ。
マツモトキヨシプライベートブランド点鼻薬:アゼットノーズSである。
これを自分では鼻シュッシュと呼んでいる。私の症状はこの鼻シュッシュ依存症だ。
これが最も容量が多く安くてコスパが良い。
シュッと一度噴射するとものの見事に数秒でスッキリ爽快。
生き返るように鼻の通りが良くなるのである。

しかしながらこれには絶対に守らなければならない注意点があったのだ。

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注意書きには

2.長期連用しないでください

 

との記載あり。

「長期」とはどの程度の期間を長期と指すのか不明確だ。
自分は使い続けて約2年。これが長期と言うのか言わないのか分からない。
ウォーレン・バフェットを師と仰ぐ長期投資家の人たちなら答えはNOだろう。
彼らの感覚だと2年はむしろ短期にあたるのではないかと思う。
とにかく長期の定義がよく分からないが、一般的に薬を2年間毎日使い続けることはあまりないのでこの場合は長期に入る可能性が高い。

また、用法・容量の欄には

成人(15歳以上)及び7歳以上の小児:1回に1~2度ずつ、1日1~5回、鼻腔内に噴霧してください。なお、適用間隔は3時間以上おいてください。

という記載がある。
今までこの用法を全然守っていなかった。
最初は3時間置きに使っていたが、3時間も経つと薬が切れて鼻呼吸できなくなるのだ。
ヤク切れを起こすと反動で鼻呼吸できなくなるだけでなく鼻の奥の圧迫感による顔面の違和感や集中できないとった事態に陥ってしまう。
なので今では2時間を切るペースで使用している。しかも回数は7回以上にのぼる。

この鼻シュッシュは血管収縮剤という成分が含まれ一時的に鼻の粘膜の血管を収縮させて鼻の通りを良くするという仕組みだ。
この成分の有効時間はおよそ3時間ということである。
だが今の自分は3時間も持たない。用法容量を守らない結果、薬に多少慣れてきているのだろう。

睡眠中、夜中に薬が切れ必ず寝苦しいため1度起きて薬をシュッとする日々を送り続けていた。死ぬまで一生鼻シュッシュしなければならない人生を送りたくないと思い近くの耳鼻科を受診した。

今の状態・病名

医師から言い渡されたのは「薬剤性鼻炎」あるいは「点鼻薬性鼻炎」いう病名。
名前の通り点鼻薬の打ちすぎによって引き起こされる鼻炎だ。やはりヤクを打ちすぎていたのである。
それによって鼻の粘膜が腫れ上がっている状態。

※参考

 

更に自分の場合、鼻の内部の骨が左に曲がって歪んでおり、左鼻の通り道が非常に狭い状態となっていた。「鼻中隔弯曲症」と言われるものだ。

※参考

 

鼻炎の為、基本的に薬を飲んで徐々に改善されるようだが根本的な鼻の通りの改善は期待できないため手術を希望し、総合病院へ紹介してもらうことになった。

  

手術の内容

担当医の説明によると今回は同時に2種類の手術を行うそうだ。
①「鼻中隔矯正術」
曲がった鼻の骨を切り取って適切な位置に矯正する手術。

②「粘膜下下甲介骨切除術」
鼻シュッシュしすぎた反動でデカくなった鼻の粘膜や骨を切り取って小さくする手術。

いずれも全身麻酔で眠っている間に行うので手術中の痛みはないと思われる。

 

 

卓球の水谷隼選手も同じような手術を受けていた模様。

 

 

事前にどのような手術になるのか予習をしていると術後はガーゼを鼻に詰められまくって一切鼻呼吸できない状態になるようだ。かなり辛いらしい。だが短期間の我慢の後に薬なしで快適に鼻呼吸ができることを考えれば安いものだろう。

 

手術後の実際の感想については後日更新予定。