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テックポイント・インク(6697)考察 値動きから感じ取れる状況

テックポイントについて考察。
昨日、テックポイントは久しぶりに大きく上昇した。最終的に+145円(+7.21%)で本日の取引を終えた。
購入して以降、1か月のお小遣い位の含み損を抱えていたがそれが半分ほど和らいだ。
最初は含み損に不安を覚えた。しかし感覚が麻痺したのか多少の自信がでてきたのかわからないが、含み損に対して特に不安はなくなった。

テックポイントについてはここしばらく驚くほど値動きがなかった。このことが一体何を示唆していたのかについて考える。

今回はこの銘柄について値動きや背景等を観察して今後の展開について勝手に推測する。

テックポイント(6697)という会社について

テックポイント・インク

テックポイントインク(6697) はアメリカに拠点を置くファブレス半導体メーカー。
社長が日本人の日系企業

事業内容は監視カメラの映像をフルハイビジョンで長距離伝送できる半導体の設計開発、自動車のリアカメラシステム、サラウンドビューカメラシステム用半導体ドライブレコーダー半導体の設計開発を主に手掛けている。

チャート 6/30

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直近出来高の部分

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買い集めの時期だったか

2,000円を切るとすかさず買いが入る状況がここ何日も続いていた。

2000円を切っても買われて必ず出る下ヒゲ。6/3日以降2,000円のラインを大きく下回らない。大口投資家からは2000円以下は割安とみられていたのかそこから全く下がらず値動きが少ない状態が続く。また、6/16に上値に一旦到達して下げて以降出来高もどんどん細っていた。

数日は2,000円のベースをしっかり固めるかのような動きで、

2,000円を切る⇒瞬時に上がるという動きを繰り返していた。
セール品の売り切れが続くまでひたすら狙われて買い集められていたと推測。
そして今日、ここ数日間と比べても多い出来高で上昇。

今の状況をたとえ話で推測

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テックポイントの株がマーケットの店頭に売り出されている。現在需要が多く人気の商品だ。だが人気商品なので多少割高になっている。
狙っていた多くの買い物客らは少しでも安く買えるようにセール品(あるいは見切り品)になるのを待っていた。

思惑通り時間が経ち、高い値段で買い手が減ったこの株は客の思惑通りに徐々に値下がりし始め、一部はセール品になった。
ある時、この時を待ち続けていた一部の買い物客がタイミングよくセール品を買い占め始める。来る日も来る日も買い占める。
そしてついにお店のセール品の在庫が底を突いてしまった。そのタイミングを逃した客はまだ大勢いる。彼らは気が済まない。購買意欲が満たされていないからだ。どうしても彼らはその株を欲しい。
結局彼らはセール品を狙うのをあきらめ、在庫切れあるいは値段が高くなる前に通常価格の品をどんどん買い始めるようになる。それまで買いかねていた他の客もだんだん焦り買い始めるようになる。
需要のあまりみるみるうちに値段があがっていく。そしてお店の前には行列ができはじめた。
お店前を通りがかった人も気になり野次馬が増え始める。その野次馬も列にどんどん加わり始め大行列を作った。ここが需要のピークの瞬間。
ピークを過ぎ、お目当てのものを買った客は満足して徐々にそこから去る。そして列の後ろに並んでいた客は品薄時の高い価格で遅れて買ったり、諦めて買わなかったりして最後に店を去る。
買わずに店を去った客は帰り道にセール品を買い占めていた客から声を掛けられる。
彼らは「今の価格の1割~2割引きで買わないか」と声を掛けられ、近い将来供給が過多になり価格が下がり始めることも知らずにその話に乗っかる。


結局何が言いたいかというと、今はセール品を買えなかった客がどんどん遅れて買い始めている状況ではないかと推測する。

 

とにかく順調に上がってくれることを祈ります。