自分本位。

株とモノ批評、時々小話。なんでもことばに。

6/10 大塚家具の上場廃止について感想

本日 日経平均は28,958.56 前日比 +97.76
今日も小幅な値動きに終始した。

レンジ範囲内を推移中。

オリンピック開催、コロナワクチン接種率上昇により相場もあまり悲観的なムードはないように見える。

 

先日はエーザイアルツハイマー治療薬の話題が盛り上がった、
そして昨日の引け後は大塚家具がヤマダ電機の完全子会社化し、上場廃止するというニュースが出ていた。
船井電機オンキヨーに引き続き有名企業がまたもや退場。
今まで大塚家具では家具は購入したことはない。後だしだが振り返ると大塚家具の中途半端な安売り路線への舵取りは完全に間違いだったといえる。
既にその業界で王座に君臨する国内企業のニトリや海外のイケア、ホームセンターのDCMやカインズ等といった安価でコスパの良い家具の小売り店に完全に駆逐されてしまった。価格設定から品質まで全てが中途半端だったのだろう。どの層に売りたいのかターゲットがはっきりと見えずあやふやだった。わざわざそこで買うメリットがないという消費者からのメッセージを完全無視していたようにも感じた。

大塚家具は高級志向の家具店であり方向性としては完全に真逆。大塚家具は贅沢でプレミアムな家具を提供するということが特徴でありその方面で地位を築いてきた。
にもかかわらずノウハウがない薄利多売のビジネスへいきなり方向転換してしまった。残念ながら簡単に儲けられるという話ではなかった。
世間を騒がせたお家騒動以降崩れてしまったが、父の代で続けてきたことをそのまま継承しても続けられていたかどうかはなんともいえない。
だが、高級な路線をただひたすら突っ走り、もはや庶民が買えずに高級すぎるくらいを行ったほうがまだ勝機はあっただろうという感想。
車ならランボルギーニフェラーリ、ブランド物ならルイヴィトンやエルメスといったように高級家具ならOTSUKAと言われる位ブランド作りを徹底したほうが、
高級品を求めているユーザーからは支持され続け需要は一定数保てていたのではと振り返ってみて思う。
そして前社長の久美子氏は現在、経営コンサルタント業をやっているらしい。なんともこれはアイロニーである。特に先代の社長を支持していたユーザーや投資家に対する強烈なアイロニーだ。顧客が何を期待して彼女に依頼するのかは一庶民・一消費者・一平社員である自分には全く想像ができない。だがとりあえず新天地での今後の活躍をお祈りしておくとする。

 

今日はぐるなびを100株購入。
アフターコロナを見据えて2月に一度買ったが1万円弱負けた銘柄だ。
チャートが保ち合い気味で今後上昇していくと考えている。予想通りに行かなければ痛手の少ないうちにまた損切する予定だ。心配なのは信用買いの多さで上値が重そうな点。コロナのワクチン接種1日100万を達成したというニュースもあったのでもうそろそろ上がってもいいでしょという気持ちだ。

 

明日はQD、テックポイント、DMG森精機のいずれかを購入検討。いすゞは上がりすぎで押しが全く来ないため見送り。