自分本位。

株とモノ批評、時々小話。なんでもことばに。

投資ひとこと:SOX指数回復?おれたちの半導体が帰ってきたか

イーロンマスクの発言もあり、世間はChatGPT:AIでにぎわっている。しかしわれらのヒーローはやはり半導体なのかもしれない。

ポートフォリオが悲惨な状況なのでしばらく投資のことをつぶやいていなかったが、相変わらず細々とやっている。最近も懲りずにアメリカのスタートアップのボロ株を買っていた。が、先日のシリコンバレー銀行破産の影響でさらに打撃。10年程度は塩漬けになる覚悟をしておかなければならない状況だ。

シリコンバレー銀行破綻は氷山の一角、世界金融危機に発展してもおかしくない 金利が急騰していない日本以外、世界中の銀行が似たような状況に(1/5) | JBpress (ジェイビープレス)

このような状況ではあるが現在、SOX指数(半導体)は踏ん張りを見せている。

SOX指数のチャート。持ち直し気味。逆ヘッドアンドショルダー型のように見える。半導体は再び上向くか??

先日の日経新聞の報道によるとメモリーはスマートフォンの売上鈍化により、市況が悪化している状況。メモリーは半導体の一部ではあるがこのように良くない情報もある。

現在、注目の企業はテキサスインスツルメンツ(TXN)だ。

www.nikkei.com

www.nikkei.com

半導体の大手企業である同社は現在も積極的に投資を行う。昨年10-12月は3%の減収にとどまっている状況という。

レンジがだんだんと狭くなってきている。高値を超えることができるか要注目。

もう1社注目企業はオンセミコンダクター(ON)だ。

高値圏を推移している。つよし。

xtech.nikkei.com

オンセミは今年に入ってVWと提携のニュースが出ていた。今のうちに買っておくべきか?悩みどころである。隣の芝生は青く見える。性格上、衝動買いしそうだ。シリコンバレー銀行の件やクレディスイスのニュース等、不安な状況が続いているので待って買わずに様子を見るということも投資に必要なことなのだろう。

toyokeizai.net

【注目の技術】LiDAR業界の開発・競争が活発化してきている。

コスト面で否定的な見方もある中、自動運転にはLiDARは必須だという考えが個人的に拭い去れない。これはニュースを定期的にチェックしていて関連するニュースを頻繁に目にするようになっているためである。

 

ガラス技術と組み合わせてピラーと一体化

www.nikkei.com

ガラス企業大手、AGCはノウハウをLiDARへ活かそうとしている。LiDARはカメラのレンズのような目の役割を担う。LiDARは同様に光学部材が結集されたものであり、レーザー光を透過させるための適したガラス素材も不可欠。同社はLiDARに必要な部材を供給している。その技術を活かしてピラーと一体化させた部材の開発を進めている。


関連リンク

LiDARとAGCの製品 | 製品情報 | AGC

LiDARの進化を担うAGCの光学部材 安全で高度な自動運転車の実現に貢献 - 日経クロステック Special

 

小糸製作所が米セプトンに積極的に投資している

response.jp

自動車用ランプ製造大手の小糸製作所がアメリカのスタートアップ:セプトンに積極的に投資を行っている。小糸製作所とセプトンは数年前より協業関係を続けている。開発を行っているのはライトにLiDARを内蔵させたタイプのユニットとなっている。

尚、セプトンは上場しており証券会社で購入可能となっている。現在株価は1ドル未満と低空飛行を続けている。

関連記事

ランプメーカー、次世代製品の開発強化 電動化や自動運転見据え – 一般社団法人 日本自動車会議所

小糸製作所が1億ドル投資するLiDARベンチャー、ADAS向け特化で大規模受注獲得:組み込み開発ニュース(1/2 ページ) - MONOist

 

米新興 ヴェロダインとオースターが合併していた

jidounten-lab.com

2023年2月10日付でLiDARスタートアップのヴェロダインとオースターは合併した。
財政基盤・競争力強化を図るねらいがある。この二社が一つになったことでLiDARの勢力図に変化が起こるだろうと思われる。

個人的にはイノヴィズとルミナーを応援していた。競合他社にとっては非常に脅威となる事態だろう。

 

感想

相変わらずお金はありませんが、引き続きルミナーとイノヴィズの株は少しずつ買っていこうと思います。ヴェロダインはいまひとつ(主観)

【注目】米新興Alef Aeronauticsが陸空両用の空飛ぶクルマを発表。ブレードランナーの世界実現か

japan.cnet.com

ニュースサイトcnetはアメリカの新興企業Alef Aeronauticsが米国時間10月19日に空飛ぶ車の「Alef」のプロトタイプである「Model A」を発表したと報道した。

www.youtube.com


価格は日本円にして約4500万円。2025年以降に富裕層をターゲットとして販売が予定されている。なお、公式ウェブサイトではすでに予約受付も開始している。

alef.aero

これまで他社で発表されてきたeVTOL(空飛ぶクルマ)とは全く異なる点は、空中を飛行できるだけでなく陸上も走行できるという陸空両用の設計となっている点だ。

同社は今後2035年頃には日本円にして約530万円という低価格の「Model Z」を投入したいとも言われている。非常に夢のあるデザイン・設計ではあるが、現在までにいずれも試験飛行は行われていない。

同社が開発するこれらの機体は設計上の課題だけでなく、航空局の認可や個人所有になるという点など、課題が数多くあるとされることから否定的・懐疑的な見方をする人もまだまだ多いのではないかと思われる。現在、投資が盛んにおこなわれているeVTOL分野においてどれだけ多くの資金調達ができるか、また今後数年でどれだけ開発が進むかに注目していきたい。 

生きている間、映画ブレードランナーのように空を車が飛び交う世界がとにかく実現してほしいと願ってやまない。

参考動画

www.youtube.com

 

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【空飛ぶクルマ】米スタートアップ ジョビーに新たな展開 日本で認証申請・デルタ航空が投資を発表

デルタ航空がジョビーへの投資を発表

www.nikkei.com

日経新聞の報道によると11日、デルタ航空は空飛ぶクルマを開発する米国スタートアップのジョビーに6000万ドル(約87億円)を出資すると発表した。さらに、実用化にむけた進捗状況をみた上で最大で2億ドルを投じる方針とされていることも分かった。

まさにけた違いの莫大な投資だ。開発競争が激しさを増す中、今回の投資によりジョビーは競争をより優位に進めることができるはずだ。フランスの調査会社によるとeVTOLの市場規模は2026年にかけて年平均23%拡大すると予想しているともいわれている。

ジョビーは既にトヨタ自動車からの出資を受けており、協業も発表している企業だ。既に実用化に必要な認可を取得しているということもあり、同社への期待はより高まる。

 

ジョビーが日本で型式証明の認証申請

www.nikkei.com

米企業、「空飛ぶクルマ」日本で認証申請 日米が商用運航へ協力合意(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

さらに昨日、ジョビーは国土交通省に「型式証明」の取得を申請したと発表した。型式認証は機体が安全だと示すための認証。これを取得すればジョビーにとって大きな追い風となること間違いなし。日経新聞によると空飛ぶクルマでは日本国内で型式認証が取得できたメーカーはまだないとされている。取得できれば2025年の大阪万博での実用化にも一気に前進だ。なお、2021年にスカイドライブが申請しているが取得はできていないとのこと。

 

今朝ヤフーのトップニュースに出現。日本国内での知名度の高まりに期待。

 

ひとこと

空飛ぶクルマに関して否定的な見方も多い中、これだけ投資が積極的な状況を見るとやはり意地でもevtolを実用化・実現させてやるという各企業のやる気・メッセージが感じられる。大手企業がそろって投資してきているため、課題はあれどいずれ実現するのではと期待度は高い。

 

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【悲報】空飛ぶクルマ開発の米キティホークが廃業

「空飛ぶ車」のスタートアップ、Kittyhawkが廃業へ--グーグル創業者も出資 - CNET Japan

注目分野:空飛ぶクルマ(eVTOL・エアモビリティ)の開発を進めてきた米スタートアップのキティホークが廃業することが明らかになった。

同社はKittyhawkを終了することを決定した。とツイッターで公式に声明を出している。

3~4人乗りの空飛ぶクルマ「cora」を開発しており、Googleの共同創業者から出資を受けていた事で知られている。空飛ぶクルマ開発企業として注目されていた中の1社だ。

www.youtube.com

なかなかカッコ良いデザインだっただけに残念だ。事業終了の理由については明かされていない。空飛ぶクルマのスタートアップが乱立し資金の獲得・開発競争が激しい中で負けてしまったということなのだろうか。

日経新聞によると、

経営陣との対立から、主要な技術者が退社しているとの情報もあった。

との記述があり、様々な要因があったと推測される。

早くも空飛ぶクルマのスタートアップが脱落。今後ますます競争が熾烈になることが予想され、目が離せない。投資する際には資金力が豊富な企業や資金調達力に優れた企業がどこなのかしっかりと見極めていく必要がある。

 

参考:米国株の主な関連銘柄(ヤフーファイナンス情報)

JOBY(JOBY)

ジョビー・アビエーション【JOBY】:株式/株価 - Yahoo!ファイナンス

・リリウム(LILM)

リリウム【LILM】:株式/株価 - Yahoo!ファイナンス

・Vertical Aerospace(EVTL)

バーティカル・エアロスペース【EVTL】:株式/株価 - Yahoo!ファイナンス

・WISK Aero(BLDE)

エクスペリエンス・インベストメント【BLDE】:株式/株価 - Yahoo!ファイナンス

・アーチャー(ACHR)

アーチャー・アビエーション【ACHR】:株式/株価 - Yahoo!ファイナンス

 

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インド市場が好調で注目が集まっている。インド株式の投資信託も選択肢のひとつ

jp.wsj.com

インフレ、リセッション懸念、エネルギー問題、ロシア・ウクライナ問題、コロナウイルス等、世界市場が様々な不安要素を抱える中でインド市場に注目が集まっている。

ウォールストリートジャーナルはインド市場に対してざっくりと以下のように報じている。
・MSCIインド指数が直近3カ月で8%余り値上がり。一方でMSCI新興国市場指数・米S&P500種指数は6%下落。

・インド指数好調の理由は個人消費の強さや6月以降の原油の値下がりに関係しているとの見方

・インドは世界第3位の石油輸入国。必要量の8割を輸入に依存。原油価格が下がり始めた6月以降インド株式は上向いている。

・しかしこれから始まる祭事商戦で内需に弱含みの兆しが出ていないか注視する必要があり。

・7月はインフレ・失業率の高止まりにより消費者信頼感は低迷。下落リスクは残るが資源価格の調整を踏まえると、大きなダメージを受ける可能性は低い。

このようなことが書かれており、比較的前向きな見方がされている。

 

インドの投資信託に注目

iTrustインド株式

インドは個人的に注目している国でもある。今年に入ってからインド企業特化型の投資であるiTrustインド株式にほんの少しばかり積立を始めた。選定理由は単純に楽天証券で購入できるインド投信の中で最も管理費用が安いからという理由だけである。といっても1.5%とインデックスファンド等と比べるとかなり高めの設定となっている。

他にもインド株式の投資信託は
・ダイワ・インド株ファンド
・ダイワ・ダイナミック・インド株ファンド
・東京海上・インド・オーナーズ株式オープン

などがあり軒並み管理費用は1.8%以上で高め。

 

iTrustインド株式について

iTrustインド株式-ファンド詳細|投資信託[モーニングスター]

モーニングスターの情報より、こちらも6月に入ってから右肩あがりとなっており調子がそこそこ良い。現時点で1年のトータルリターンは11%。他に投資している楽天全米株式は9%、eMAXIS Slim全世界株式は6.9。これらよりもリターンは上回っており今のところ順調に推移している。

現在の組み入れ銘柄の構成比は

・金融 37%

・情報技術 17.7%

・ヘルスケア 13.9%

・生活必需品 12.8%

・一般消費財・サービス 12.6%

・その他の業種 3.7%

・コールローン等、その他 2.3%

このような構成。

直近の月次レポート(7/29)。上位9番目にはインドのスズキが入っている。インドというとタタモーターというイメージが頭のなかにあるがタタはベスト10には入っていなかった。

 

最後にひとこと

未来は予想できないので可能性を感じた企業や国に投資してみた方が良いと個人的には思っている。分散し過ぎはあまり好ましいものではないだろうが、投資は犀の角のようにただ独りひたすら地道に歩むもの。正解はない。投資の手法は十人十色、これもやはり「みんなちがって みんないい」だ。インドも投資先の一つとして十分にアリだと思います。

 

 

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空飛ぶタクシーの実現はバッテリー次第らしい。

jp.wsj.com

26日、ウォールストリートジャーナルは空飛ぶタクシー(エアモビリティ)の機体開発を行うリリウムに関する現状の課題を踏まえ、同社に対する批判的な内容のコラムを掲載した。

記事ではどんなことが言われているか?

・実現が難しくリリウムに対して市場は冷ややかに見ている。

・空飛ぶタクシーを普及させるには現状ヘリポートの数が足りない。

・リリウムは6人乗りで約250kmの飛行を目指しているが、リリウムの試作機はまだ数分間しか飛べない。

・しかし、現在搭載しているリチウムイオンバッテリーの発電能力は必要なスペックを満たしていない。現在のバッテリー技術では実現は不可能。

・飛行実現にはリチウムイオンバッテリーの能力向上が必要不可欠。

・株式市場に頼らなければ2023年末まで事業継続は難しい。

 

主にこのようなことが述べられている。この記事で分かったことは特に重要な課題はバッテリーという点。空飛ぶクルマの普及はバッテリーに託されている模様。目標にはまだまだ及んでいない。今後数年、空飛ぶクルマに見合うバッテリーが開発されるのかどうかということがまずは懸念すべき事項だ。そしてリリウムやジョビー等の新興企業が運用実現するまでのあと数年間、市場は待ってくれるのかどうかという点も問題だと指摘されている。空飛ぶタクシーの分野は夢がありながらも現状の課題が数多くあり、各社の動向を注視して投資先を選んでいく必要があると思われる。

 

 

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【メタバース】触覚デバイスを開発する企業に注目

今回はメタバース分野におけるハードウェアの中でも触覚デバイスに注目する。

メタバースで連想するのはやはり映画マトリックスやレディプレイヤー1、トロンのような世界観だ。理想の世界、非現実的な世界をまるで現実であるかのように過ごし、体験したいと誰もが思うはずだ。

視覚デバイスのVRゴーグルが普及して比較的買いやすくなった現在(未だにMetaのOculusのようなちゃんとしたものは高価だが)であるが、この状況に慣れてくるともはやそれだけでは満足しなくなる。より現実感を味わうためには触覚は必須の感覚であることは間違いない。しかしながら触覚デバイスは未だ開発途中となっている。

デバイスを用いて実際にモノに触れる感覚を表現することは技術的に可能なのか?無理じゃないのか?と疑問に思うところだが、それに挑戦する企業があるので取り上げていく。

 

 

 

Hapt X(アメリカ)

youtu.be

アメリカのHapt X社は触覚デバイス分野で有力視されている企業の一つだ。

Hapt Xは2012年に設立された、触覚再現の技術開発に取り組む新興企業。アメリカのシアトルに拠点を置いている。

同社が開発するデバイスはエアーコンプレッサーを用いてグローブに送り込む空気の流量を調整することによって触覚を表現している模様。130箇所以上の触覚フィードバックを備えることにより、繊細な感覚を生み出している。

昨年は約13億円の資金調達に成功しており、同社は既に日本円で合計30億円以上の資金を獲得している。気になるデバイスの価格は非公開となっている。

触覚デバイス開発のHaptXが1,200万ドル調達、需要の高まり受け製造拡大へ - Mogura VR News

 

SenseGlove(オランダ)

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Hapt Xと並んで有力とされているスタートアップ企業はオランダのSenseGloveだ。SenseGloveは2017年に設立されたオランダのデルフトを拠点とするスタートアップ企業。

同社のデバイスはHapt Xのものとは仕組みが異なっている。手の甲部分に付いた機械からそれぞれの指にワイヤーが伸びており、モーターの力で引っ張ることにより触覚を表現しているとされている。振動フィードバックも備え付けられており、衝撃の感覚も体感できるようになっている。デバイスの価格は4,499ユーロとのこと。(SenseGlove Nova)

SenseGlove Nova | PRODUCTS

ロボットハンドにしか見えない。触覚&力覚フィードバック搭載VR手袋「SenseGlove Nova」 | ギズモード・ジャパン

 

Meta(アメリカ)

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メタバースブームの火付け役といっても過言ではないメタバースを開発する巨大企業のMeta(旧Facebook)も触覚グローブの開発を行っている。

同社のグローブはマイクロ流体力学という技術を利用し、グローブに配置されている空気溜まりに空気を送り込むことにより触覚を再現しているとされる。これはHapt Xが開発するグローブに近い仕組みとなっている。

japan.cnet.com

 

マイクロソフト(アメリカ)

www.youtube.com

マイクロソフトも触覚デバイスを開発している。上述の触覚デバイスとは仕組みが異なり、コントローラーのような形式となっている。

pc.watch.impress.co.jp

 

exii(日本)

youtu.be

日本の企業でも触覚デバイスを開発・製造を行っている企業がある。

exiiは2014年に設立された日本のベンチャー企業。触覚デバイスのEXOS WRIST DK2をリリースしている。価格は約30万円。

exiii.jp

【注目ニュース】アメリカン航空が超音速旅客機を購入

8/17 アメリカン航空がアメリカ新興企業ブーム・スーパーソニックから超音速旅客機20機を購入すると発表。既に手付金を支払ったという。

 

オーバーチュアのPR動画


機体名は「オーバーチュア」。現在開発中のこの機体は世界最速のものであり、サンフランシスコから東京までわずか6時間で到着できるとされている。速度はマッハ1.7で飛行できる設計とのこと。これは一般的な商用旅客機の約2倍に相当する速度となっている。空飛ぶクルマをはじめ航空機の進化に期待が持てるニュースである。

これはまさに朗報。今後このような航空機が普及することになれば遠出が億劫な私みたいな人間にとっては負担軽減につながるため是非実現して欲しい技術である。とはいっても実現には多額の開発費用がかかり、チケット代は一般庶民で払えない程高価になると予想されているため富裕層向けの旅客機となると想定されている。

 

ブーム・スーパーソニックについて(リンク)

boomsupersonic.com

 

ja.wikipedia.org

 

ja.wikipedia.org

【注目】東レが炭素繊維で空飛ぶクルマ分野開拓に力を入れている

www.nikkei.com

東レが炭素繊維材料(CFRP)で空飛ぶクルマ(アーバンエアモビリティ・eVTOL)分野の開拓に注力している。CFRPの大きな特徴は強度の高さと軽さだ。これまで航空機の機体や翼、鉄道車両、レーシングカー等でもCFRPが採用されており、信頼性は十分。

CFRPとは?特徴や用途から成形方法の選び方まで詳しく解説 | 東レ・カーボンマジック

東レは炭素繊維で世界トップシェアの企業だ。特に航空機向けが強く、これまで実績と信頼を高めてきた。空飛ぶクルマに採用されるのも当然の流れだろう。

www.youtube.com

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同社はアメリカのスタートアップ企業であるジョビーアビエーション(JOBY)、ドイツのスタートアップ:リリウムと既に供給契約を結んでいる。ジョビーは2024年、リリウムは2025年に運行開始目標となっている。さらに日本発の企業であるスカイドライブと機体の共同開発も行っている。

SkyDrive、東レ・カーボンマジックと空飛ぶクルマの複合材機体構造について材料適合性試験を開始 - ドローンジャーナル

今回の日経記事によると同社のCFRPは自動車軽量化での使用が期待されていたものの、需要が想定を下回っているという。各自動車メーカーがEV化に舵を切っているのが大きな要因とみられている。東レにとっては大きな誤算だ。現在は計量化よりもEVや電池の開発で航続距離をいかに伸ばすかということが重視されている状態であり、コロナウイルスも影響し売上利益ともに苦しい状況になっている。

「空飛ぶクルマ」で会場へ 大阪・関西万博に本格導入:時事ドットコム

万博まで1000日 尼崎市で「空飛ぶクルマ」実演飛行|NHK 関西のニュース

こういった厳しい状況の中、2025年の大阪万博では空飛ぶクルマが導入される予定だ。
素人考えながらもこれが無事に実現し成功すれば、以降は一気に注目されるはずと考える。東レにとっては我慢の時期。ジョビー・リリウム共に期待している企業であり、成功を願っている。

 

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投資が活発化 半導体関連 最近のニュース一覧まとめ(2022/8)


日々新聞を読んでいると、直近数ヶ月の間に半導体関連の明るい話題が最近続いているような気がした。なので分かる範囲でニュースを時系列で一覧にしてみたら、意外と多いことが分かった。
「日本はもう出遅れている」、「手遅れだ」等とネガティブな記事が散見される中、こうしてまとめてみると日本の半導体はまだチャンスがあるのでは?という風に全くの素人ながら勝手な希望を抱いている。

 

国内の半導体関連ニュース一覧

 

 

2021年11月

・政府はTSMCが熊本県に建設する新工場に約4000億円、アメリカのマイクロン・テクノロジー、キオクシアホールディングスなどへ設備投資費用の約2000億円をすると発表。(11/23)

 

2021年12月

・半導体の安定生産を目的として工場の設備投資補助を盛り込んだ法案が可決・成立。(12/20)

 

 

2022年1月

・半導体の国内生産能力の向上を目的として、政府は高等専門学校(高専)での人材育成に取り組む方針を固めた。(1/3)

【独自】「日の丸半導体」復権へ、九州8高専に専門課程…政府方針 : 読売新聞オンライン

 

・三菱電機が熊本の液晶モジュール工場をパワー半導体の工場にする方向で検討に入る。(1/6)

三菱電機、熊本の液晶工場をパワー半導体拠点に: 日本経済新聞


・富士電機が富士電機津軽セミコンダクタでSiC半導体の増産に向けた設備投資を実施すると発表。(1/27)

 

2022年2月

・東芝が石川県にある半導体工場に新たな製造棟を建設し、生産能力を2.5倍に増強すると発表。(2/4)
東芝 石川県の半導体工場に新製造棟建設へ 生産能力2.5倍に | NHKニュース

 

・DMG森精機は子会社のマグネスケール伊勢原事業所内に、計測用半導体レーザーの開発・生産を行う工場を新設すると発表。投資額は約30億円。2023年6月の完成目標。(2/10)


・TSMCとソニーグループは、熊本県に共同で建設する半導体工場の総投資額を約86億ドル(約9800億円)に増額すると発表。従来計画より投資額は約1800億円の増。運営会社にデンソーが約3億5000万ドル(約400億円)出資することも決定。(2/15)

 

2022年3月

・JX金属は茨城県ひたちなか市に新工場建設用大規模用地の取得を発表した。
半導体用スパッタリングターゲットや圧延銅箔等の生産の他、先端素材関連新規事業向けの拠点としての機能を目的としている。(3/16)

 

2022年4月

・キオクシアが、北上工場で第2製造棟の起工式を行った。投資規模は約1兆円。2023年完成予定。(4/6)

 

・京セラが鹿児島県の半導体向け部品の工場拡張を発表。2023年10月に稼働目標。投資額625億円。(4/20)
半導体部品を増産するため、鹿児島川内工場に新工場棟を建設:工場ニュース - MONOist


・デンソーとユナイテッド・セミコンダクター・ジャパンが、USJCの300mmウエハー生産工場(三重県)でパワー半導体製造での協業に合意。日本初となる300mmウエハーでのIGBT生産を、2023年上期に開始予定。(4/27)

eetimes.itmedia.co.jp

 

2022年5月

・ルネサスエレクトロニクスは2014年に閉鎖した甲府工場を24年に再稼働させると発表した。約900億円かけ生産ラインを整備する。(5/17)


・イビデンが岐阜県に建設予定の新工場で主力製品「半導体パッケージ基板」の量産を行うと発表。2026年後半の量産目標。(5/25)
イビデン新工場、半導体部品26年にも量産 インテル対応: 日本経済新聞


・古河電気工業が半導体製造工程用のテープを製造する三重事業所内に新工場を建設して生産能力を増強することを発表。投資額70億円。2025年4月から量産を開始。(5/26)

 

・半導体研磨材料大手のMipoxが栃木県鹿沼市に新工場を設立。(約30億円)半導体ウエハーの受託研磨加工サービス拡大のねらい。

Mipox、半導体ウエハー研磨受託の新工場 能力3割増: 日本経済新聞

 

2022年6月

・ロームが福岡県の工場に新設したSiC半導体生産棟の開所式を開いた。SiCの生産能力を25年度までに22年度比6倍以上に引き上げる目標(6/8)

 

・産業技術総合研究所つくばセンター内にあるTSMCジャパン3DIC研究開発センターの開所式が行われた。(6/24)

TSMCはなぜ台湾外初となる3DICのR&D拠点をつくばに設立したのか:FAニュース(1/2 ページ) - MONOist

 

2022年7月

・半導体製造ラインの排ガス処理装置を製造販売するカンケンテクノが熊本県玉名市と立地協定の調印式を開いた。同社は15億円を投じて新工場を建設する。2023年1月に着工、同年8月の操業開始を予定。(7/5)

半導体関連装置のカンケンテクノ、熊本・玉名市に新工場: 日本経済新聞

 

・半導体製造装置用チラーを製造販売する伸和コントロールズは、修理サービス拠点を新設した。賃貸建屋を約4800万円かけて改装し西日本サービスセンターを開設。(7/8)

半導体関連の伸和、長崎に新拠点 精密空調の保守強化: 日本経済新聞

 

・空圧機器・自動機を手掛けるCKDが石川県に半導体製造装置に使う部品を製造する新工場建設を発表。新工場に120億円を投資する。2023年春着工、2024年春の稼働目標。(7/12)

【石川】CKD 小松に新工場 半導体製造装置向け部品 来春着工:北陸中日新聞Web

 

・キッツは半導体の製造ラインで用いられるフィルター製造の工場を長野県茅野市に建設すると発表。投資額は約34億円。(7/13)

キッツ、長野県に新工場 半導体製造向けフィルター: 日本経済新聞

 

・半導体製造装置を手掛けるKOKUSAI ELECTRICが2025年3月期までに新工場を建設する。投資額は推定200億~300億円。(7/20)

半導体装置のKOKUSAI、富山に新工場 生産能力倍増: 日本経済新聞

 

・日揮ホールディングスと子会社の日本ファインセラミックスは宮城県富谷市内に新工場を建設すると発表。半導体需要の高まりを受けて増産をはかる。新工場では半導体製造装置用セラミックス、パワー半導体用窒化ケイ素基板を製造予定。投資額は約100億円となる見込み。(7/21)

日本ファインセラミックスが宮城・富谷に新工場建設へ 100億円投資、従業員200人規模 | 河北新報オンラインニュース / ONLINE NEWS

 

・住友金属鉱山は次世代パワー半導体材料の基板となる新たなウエハーの開発に向け、試作品用の設備を新設すると発表。2024年3月の完工予定。(7/22)

住友鉱山、パワー半導体材料の開発設備を新設: 日本経済新聞

 

・日本政府は、キオクシア及びキオクシアと米半導体大手ウエスタンデジタルの合弁会社から共同で申請があった先端半導体の生産設備整備計画を認定した。最大で約929億円の助成金を交付する。(7/26)

 

・デンソーがEVに必要な電圧を調整するパワー半導体において電力損失を約2割削減した製品を開発。(7/26)

 

・半導体関連などの機械装置製造を手掛けるプレシードが鹿児島県さつま町に新工場を建設する。他社が所有する工場を改装し10月に稼働予定。(7/29)

半導体関連装置のプレシード、鹿児島・さつま町に新工場: 日本経済新聞

 

 

2022年8月

・住友化学は次世代パワー半導体開発を手がける子会社のサイオクスを10月1日付で吸収合併すると発表した。(8/1)

住友化学、パワー半導体子会社吸収合併 開発加速: 日本経済新聞

 

・半導体製造用化学材料の東京応化工業が郡山工場に新検査棟を建設。投資額は約90億円。(8/6)

福島・郡山に新検査棟: 日本経済新聞

 

・ダイセルが半導体材料や自動車部品用の樹脂材料を増産する。2025年度までに計1400億円を投じて生産設備を整える。(8/8)

ダイセル、半導体など1400億円投資 たばこ向け縮小: 日本経済新聞

 

【LiDAR】イスラエルのLiDAR開発企業:Innoviz(INVZ)がフォルクスワーゲンへの供給を発表

LiDAR開発のイノヴィズが大型契約を獲得

www.prnewswire.com

イスラエルのLiDAR開発企業であるInnoviz(ティッカー:INVZ)は火曜日、フォルクスワーゲン・グループで製造販売する自動運転機能を持つ全ての車両に同社LiDARユニット、および関連ソフトウェアを供給する契約を獲得したと発表しました。

Innovizは、VWの自動車用ソフトウェア会社であるCariad SEと提携し、同社の技術を今後のVW車に統合していくと述べられています。

今回の契約は、Innovizを搭載した最初のフォルクスワーゲン・グループ車の出荷から8年間実施される予定。Innovizはこの8年間で、500万台から800万台のフォルクスワーゲン・グループ車にユニットを供給する見込みで約40億ドルの売上高に相当するとのこと。

InnovizのLiDARは、905ナノメートル(nm)のレーザーを使用し、低コストで最大300メートルの可視距離という高い性能を達成することができるという。ライダーのライバルであるVelodyne社も同じく905nmのレーザーを使用し、最大300mまで到達できると主張している。しかしVelodyne社のライダーの最高性能は、128ライン、最大20フレーム/秒。これに対し、Innoviz社は最大20フレーム/秒で600ラインだという。

 

株価は18%以上上昇

今回の発表を受け、同社の株価は急上昇しました。圧倒的な出来高も付けています。5月初旬以来の高値です。とはいえ現在は下落トレンドで底を確認しているような動き。現在の景気状態や世界情勢はまだまだ不安定です。再び急下降し振り出しの可能性もありますが、将来的に期待の持てる企業であると個人的には思います。

 

 

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